ヤクルトCS観戦記。2022年の日本シリーズは昨年と同じヤクルトVSオリックスに決定!
雨降る13日は雨男・サイスニードが先発。
初回に1点を先制されるも、その後ランナーを出しながら粘投。
3回に村上が阪神先発・藤浪の外角低めのボールを流して逆転ツーラン(決して悪いボールではなかった!)。
4回には変わった西純矢から長岡が完璧なスイングのソロホームラン、5回にはオスナの2試合連続弾となるツーランで突き放して勝利!アドバンテージ含めて王手となる。
まあ何しろ寒い日で、雨風が吹き試合も30分ほど中断した。
阪神先発は投手三冠の青柳。
横手投げから繰り出される投球に燕打線は歯が立たない。
ヤクルトの先発は約3週間ぶりの登板となる高橋奎二。
フォアボールを出しながらもなんとか無失点でしのいでいたが、4回5回に連続失点。リリーフにマウンドを譲る。
青柳相手に3点は重たいな~と思っていたら、7回裏ラッキーセブンの攻撃で奇跡が!
2死一塁から代打青木がデッドボールで出塁、塩見が粘り8球目で四球となり満塁に。
二死満塁から山﨑の放った一塁ゴロをマルテが悪送球しランナーふたりが帰って2得点!
3対2。
ここで青柳降板、浜地がリリーフ。
変わって先頭打者3番宮本が8球粘ってフォアボールをもぎ取り、再び満塁へ。
宮本は一塁ベンチへ向かってガッツポーズ!
そして二死満塁、バッターは4番・三冠王村上宗隆!
最高潮に盛り上がる神宮球場、ボール、空振り、ファール、ボール、ファールでカウントは2B2S。
コントロールが定まらずストレートが上ずる浜地。
その6球目を村上が振り抜いた!
ボテボテのゴロ!
「ああ~あ」というため息の雰囲気が一瞬走る、しかしボールが面白いところに転がっている!
猛然と一塁にダッシュする村上!
ボールを追いかけるピッチャー浜地!
転がるボールをグラブに収め、なんとかそのままバックトス!
村上は頭からファーストベースに滑り込む!ヘッドスライディング!
浜地のトスが一塁マルテのはるか頭上をロブショットのように大きな放物線を描いて通過していく……追いかけようともしないマルテ。
神宮球場に悲鳴とも怒号ともつかない歓声が響く!
ヘルメットがずれて見えない村上はバッとヘルメットを脱ぎ二塁を伺う、しかしライトカバーが追いついて慌ててファーストベースに戻る。
何が起こったかよくわからない村上は、ランナー3人が還る様子を見て大爆笑。
立て続けのタイムリーエラーで5対3に大逆転!
次の8回には途中出場の山田哲人のタイムリーヒットも出て6対3でそのまま勝利!
3連勝でクライマックスシリーズ出場を決めた。
翌日の10月15日、オリックスもホークスを下して、2年連続のヤクルトVSオリックスという渋好みの組み合わせに。
チケット購入できるかな~~~~。
クライマックスシリーズファイナルステージ ヤクルトVS阪神 第一戦
日本シリーズ進出を懸けたクライマックスシリーズファイナルステージ第1戦を現地観戦!
試合結果は画像の通り7-1で無事勝利。
初回の山田村上連続フォアボールからのオスナ3ランが効いた。
両者がノーヒットだったのは残念といえば残念だけど、勝てばよかろうなのだ。
2回、3回の山崎タイムリーやオスナ2塁打→中村進塁打(送りバント送れず)→サンタナ犠牲フライもいい形で繋がったし、サンタナの2ランはバックスクリーンを超える特大のホームランで、名実ともにデカかった!
守備の方は小川が気合を入れつつ落ち着いて投げていたし、山田もふたつのゲッツーを成立させるプレーで貢献。試合終了のオスナのダイビングライナーキャッチや村上の三塁強烈なゴロ処理、山田ワンバウンドの送球をうまくつかんで封殺とか地味に光ってた。
よしよし。
リーグ王者らしいまさに盤石の試合運びといった感じで、残る試合もこの漢字で勧めてほしいところ。しかし明日は藤浪先発か……。
2年連続日本一目指してがんばれがんばれ。Go!Go!Swallows!!
神宮球場は露天球場なので売店は直火も使えるしフードはどれもおいしい。
しかし5回くらいに肉を焼く煙がもうもうとたちのぼっていい匂いがスタンドに漂ってくるのはお腹が空いてこまりものだ(バックスクリーンの裏には飲食店の換気扇が見える。送風口の直下に水の入った浅い層が設けられているのはそういう匂い対策なんだろうな)。
天気が悪くて小雨が降って、生ビール東京小雨フレーバーになったのは仕方ない。
『サイバーパンク: エッジランナーズ』4話 あらすじと感想
デイビットがエッジランナーズの仲間として認められていく日常回……かと思いきや!
いち早く一人前のエッジランナーになるため、次の仕事をくれるようメインに催促するデイビッド。その結果、ルーシーの指導の下でトレーニングを受けることになる
(↑公式のあらすじ)
あらすじ
ナイトシティに根城を持つチーム(この場合のチームというのは犯罪行為にも手を染めて生計を立てる一団という意味)のエッジランナーズの一員となったデイビット。
多く仕事をこなして稼ぎたいデイビットはリーダー格のメイン(声:東地宏樹)に仕事をせがんでいたらしく、メインはルーシーにデイビットの訓練を依頼する。
夜にランニングしたりデイビットを鍛えるルーシー。
「ルーシーってネットランナー? ネットランナーにもランニングって必要なの?」
「ルーシーって何歳? 若いよね。実績と見た目が離れてるように見える」
夜ランを好機とばかりにいろいろ聞きまくるデイビット。
メイン「仕事も男もいつまでもルーキーじゃいられない」
シャワー室で(なぜ)腕立てをしたり、鉄棒にぶら下がって腹筋をしたり(すごい)、サンドバッグを叩いたりして自分を鍛えるデイビット。
ルーシーいわく腕の長い機工鉄機? は年上だからって先輩ぶる気に食わないやつだそうだが、リムジンを盗んで祝勝会のあと二人で話していたあとに「鬱陶しいからさっさとファックして帰ってもらった」という仲だと聞くデイビット(ハックじゃないよな話の流れ的に……)。
デイビットは背骨のインプラントの特殊能力を使ってレベッカ(その腕長の妹)を救ったりチームになじんでいく。
「あんたの背中を私が追いかけるようになったらね」というルーシーの言葉に発奮していろいろインプラントを装備してデイビットはさらにパワーアップ(稼いでお金も溜まってきたし)。
万事順調……トカ思っていたら、立ちション中のジャンキーに「お前アホな放尿犯かよ!」と絡んだ腕長が殺されてしまう。
ジャンキーの正体はいまのところ不明。
妹レベッカは「アイツを殺していいのはアタシだけだったのに」と激昂。超かわいい。
銃を撃つ訓練では母の顔を思い出して逡巡していたデイビットだったが、放尿犯の近くにいたルーシーを守るためにためらわず撃つ。デイビット初めての人殺し。
事後処理はメインとレベッカに託し、デイビットは血を流しているルーシーを送っていく。
治療を済ませたルーシーとデイビットはふたりで話す。
「月に行きたいという話は本当」
「俺が月へ連れて行く」
「この世界で名を残すにはどう生きるかじゃない、どう死んだかよ。死んでほしくない」デイビットへの想いを吐露するルーシー。
月へ向かうロケットを背景にふたりはくちづけを交わすのだった。以下次号。
感想
レベッカ萌え回かつデイビット的に転機になる回かつルーシー萌え回。
「アホな放尿犯かよ!」で笑ってしまった(Beatlesの『I Want To Hold Your Hand』の空耳アワーに投稿された空耳ネタ)。実在したのか、アホな放尿犯。
主人公が訓練するという地味な回で日常回鍋と思いきや、後半、仲間が初めて殺され主人公デイビットが“ルーキーを終える”、まあ戦争モノとかでよく言う童貞を捨てるというのがふたつの意味で描かれる回。
レベッカがワイヤーで攻撃するシーン格好良かった。
全体的にテンポがよいかつ、きちんと「この回はどういう話」というのがあるから観ていて満足感もある。
名実ともにエッジランナーズのメンバーになり、ヒロイン・ルーシーとも心が通じた主人公デイビットの今後に注目。
早く5話も観よう。
『サイバーパンク: エッジランナーズ』3話 あらすじと感想
おもしろアクション回。
キャラクターも増えてきたぞ~。
エッジランナーたちに囲まれたデイビッドは、自分を仲間に入れてほしいと頼む。一方、悪しき思惑を持つ人物がデイビッドをアカデミーに呼び戻そうとする。
(↑公式のあらすじ)
あらすじ
2話の最後にぶん殴ってきたのはルーシーの仲間なのだった。
もともとはデイビットの母親とそのインプラントについて取引をする予定で、前金を支払っていたのにブツだけ受け取れずご立腹もやむなし。
デイビットを引き裂いてインプラントを取り戻そうとするが、デイビットがその日8回も加速能力を使用したと聞き、さらに2回の実際に使用した姿を見てやめる。
デイビットは彼らと行動をともにし裏の仕事をすることに。
狙うのはなにやら怪しい運転手のナビデータ。
データだけコピれればよかったのだけどコピー中に不慮の事態が発生しリムジンごと盗むことに。時間を稼ぐために運転手に飲み物をわざとらしくぶっかけるレベッカ(声:黒沢ともよ)がかわいい。
暴走族じみた二人に追いかけられるがさらに加速能力を使って逃げ切る(シートベルトを装着するところのルーシーがかわいい)。
仕事がうまく行ってバー的な場所で祝杯を上げる一同。
抑制剤を手にし、多額の報酬を振り込まれ驚くデイビット。背骨インプラント以外の機械化も検討する。
しかし依頼主から「違うだろ、データだけでいいっつてるだろ、クルマごと盗んだら向こうも警戒するだろこのハゲ」と叱られる。
思わずルーシーを目で追うデイビット。レベッカとも挨拶をする。
アラサカアカデミーの学長から奨学金貸与と復学を提案されるが、暴行への謝罪を求めるタナカカツオに「リベンジならいつでも受ける、と伝えてくれ」と上等切って電話も切る。どうなるどうなる。以下次号。
感想
おもしれえですわ……。
テンポがいいしレイアウトと色彩設定が決まってるから画面だけ見てても飽きない。
話の筋がわかりやすくて「いま何がどうなってるの?」と迷子になることもない。
リアルな3DCGではなく2Dのアニメ絵だからこそ敵キャラクターの体がまっぷたつになっても嫌悪感がそんななくて見やすい。
急に暴走族じみたバイクのふたりが入ってきたりユーモラスなシーンがあるのも観てて負担が少なくてよい。
デイビットはナンタラカンタラと言われている背骨のインプラントの特殊能力を10回も使える(上に抑制剤もこれまで不使用)で適合性があると判断されてアラサカに目をつけられているというあたりが今後の物語の展開に関わりそう。
『キルラキル』みたいな「うわ~~めちゃくちゃ動きまくる戦闘シーンや~~~」という感じではないものの、要所要所できっちり動いて、全体的にメリハリがある。
そう! メリハリ!
画面の色味や色数もそうなんだけど暗い場所(バー)から明るい場所(道路)へ、明るい場所から暗い場所へ、というように何につけてもメリハリが効いていて観ていて飽きない。
洋ゲー3DCGが肌に合わなくてもこの感じでやってくれるならスッと入るというのはある。
4話も早く観よう。
『サイバーパンク: エッジランナーズ』2話 あらすじと感想
2話も観たのであらすじと感想をメモ。おもしれえですわ。
新しい体を手に入れたデイビッドは、自分をいじめた生徒に仕返しをするため、アカデミーにやって来る。その後、謎の女から手を組むことを提案され...。
(↑公式のあらすじ)
あらすじ
1話で母親を失い軍用?インプラントを背中に移植した主人公デイビット。
手に入れた強力な力で嫌なエリート風をぶん殴り学校を退学する。
デイビットは草薙素子じみた女・ルーシー(声:悠木碧)と出会う。
ルーシーは電車内で人のメモリーチップをなんらかハッキングして飛び出させたところを盗むスゴウデ女・ハッカー・スリなのだった。
目にも留まらぬ早業の犯行を止めたことでルーシーはデイビットの能力を認め、上がりを7:3で分け合う条件で手を組むこととなる。
しかしインプラントを入れたばかりのデイビットは能力を使いすぎ鼻血を出してぶっ倒れる。
闇医者のところに連れて行かれたが闇医者はデイビットのインプラントが高額であることに気づき、治療をやめ奪おうとする。しかしルーシーがそれを阻止。救急車から担架ごと出て高速道路を疾走する。
ふたりはルーシーの部屋で語り合う。
「アラサカアカデミーを卒業し、エリートになって高い位置で暮らすのが母の夢だった」
「それって他人の夢じゃん」
ルーシーは開発される月面に行くことが夢だと明かし、仮想空間の月旅行にデイビットを誘う。
ふたりは円形ベッドに他人とこの月旅行に来るのは初めてだと語るルーシー。その瞳にはHDDの読み込みダイオードランプじみたサイバーな輝きがまたたいている。
月面に座り地球を眺めるルーシーとデイビット。
突然画面に英字が現れ「お前エッジを超えちまったなあ!」と男の野太い声。
意識が現実に戻るとそこには極太の腕を持った荒男がいて、おそらくインプラントの所有権を主張してデイビットをぶん殴るのであった。あっけらかんとタバコを吹かすルーシー。じょうずに煙で輪っか作ってんじゃねえ。以下次号。
感想
おもしれえですわ……。
2話からOPとEDが追加。今石洋之らしい画面づくりと英語の歌詞でかっこいいですわ……。
センス……センスとしか言いようがないのかしら……。
少ない色数だけど彩度の高いビビッドな色で、フラットなフォントでゴテゴテさせない感じのオープニングと、エッチなエンディングがかっこええですわ……。
舞台や話題はサイバーパンクだけどやってることは王道のアニメ的展開というか、嫌な奴をぶん殴ってやったあとはボーイ・ミーツ・ガール(それもちょっと年上の“ワカッてる”風なお姉さん!)。
犯罪行為の仲間になり、裏社会の師匠的立場であり、人生の進むべき道を示唆されるメンターであり、月面移住という夢(秘密)を初めて共有した、ケツ丸出しの美女である。そんな美女にそんな瞳で見つめられたら10代男子は5秒でマジ惚れするのも仕方ないのである。
今石洋之監督の作品(『キルラキル』やら『プロメア』やら)に共通する「いいシーンでかっこいい音楽(英語の歌)が流れる」という演出は本作でも出ていて、こういう非言語な演出は「いまがクライマックスですよ!」とか「いまがラブシーンですよ!」みたいなわかりやすさが外国人にも伝わるんじゃないかな。
このアニメがネットフリックスでいいと思うのはエロとバイオレンス描写が地上波のコンプライアンスを機にする必要がなくてブレーキ踏まずに描けることで作品の“エッジ”が立ってるし、まあエロくて暴力的なら大人向けってことじゃあないけど、やっぱいいよね。創作物の未成年が酒飲んで何が悪いんだバカヤロー。
良識というファシズムじみた地上波テレビの表現規制という枷がないということもあるし、日本で作られたアニメ・コンテンツがネットを介して24時間365日、全世界のありとあらゆる国から視聴可能(じっさい字幕は多言語に及んでいる)というプラットフォームは、サイバーパンクというテーマ性にじつにそぐう。この状況が10年~20年前から見るとめちゃくちゃサイバーパンクだよな。
それでいてシノプシスは王道的で、シーンを見ても嫌なエリート風をぶん殴るシーンはスカッと、ルーシーと仲間になってスリを働くシーンはワクワクするし、闇医者に襲われるシーンや最後の展開も次が気になる。エンタメとしてある意味ベタ、それを世界設定とカッケー演出を組み合わせて、斬新に見えるかつわかりやすくおもしろい。
それにしてもスモトリを出すと『ニンジャスレイヤー』みたいになるな。まあTRIGGERは『ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン』も作ってたからいいのか。
早く3話も観よう。
Netflix『サイバーパンク: エッジランナーズ』1話 あらすじと感想
原作のゲームは遊んでないんだけど評判がやたらいいのでネットフリックスアニメ『サイバーパンク: エッジランナーズ』を観始めた。
1話観たところだけど、前評判に違わずおもしろい!
そのあらすじと感想を忘れないうちにメモ。
ボロアパート、動かない洗濯機、そして過労気味の母親。夜遅くまで違法ブレインダンスに没頭したデイビッドが目覚めると、そこにはいつも通りのつらい現実が待っていた。
(↑公式あらすじ引用)
あらすじ
原作のゲームはCD PROJEKT REDの『サイバーパンク2077』。このゲーム自体が同名のテーブルトークRPGを原作とするもの。
世界設定は同一なもののストーリーや登場人物は別物。
主人公のデイビット(声:KENN)は看護師として働く母親と二人暮らしで、母親は苦労しながら息子をエリート校に通わせている。
息子は気を使って旧式のVRマシンを使い続けている。無理やりアップデートしたそれで学校のシステムにログインするとエラーが起きほかのマシンまで壊れてしまった。
暗に退学を勧められるも母親はそれを固辞。
息子の能力・才能を信じてなんとかこの格差激しい街でエリートとして育ってほしいと願っているのだった。
しかしギャングの抗争に巻き込まれ事故って死亡。
いっぽう息子デイビットは命は助かったものの、同級生のエリート風に煽られまくる。
エリートは高級な格闘・カンフーチップをインストールしているのでボコボコに殴られるしかないのだ。
母の死に同情も寄せられないデイビットは、不意に手に入った背骨のような何かプロ用(軍用?)生体パーツ“インプラント”を自身に移植することを決意する。
感想
おもしろいですわ。
テンポがいいし、今石洋之監督の作風がこんなにも『サイバーパンク』にマッチするとは。
イカした音楽と非アニメ的なビビッドな色使いや映像センス溢れる演出。
エロとバイオレンスは(多くは子供向けにモディファイされているとはいえ)実は日本アニメのお家芸なのでそれも納得なのかもしれない。
格差を背景にしたアメリカスクール的舞台設定に物語の筋は「小さい者・弱き者が力を手に入れて目にもの見せてやる(展開になりそう)」という日本マンガやアニメらしいわかりやすく燃える展開(嫌なエリート風の髪色が赤・青・黃になっているのも善玉悪玉がはっきりわかる実にアニメ的な手法)。舞台はゲーム『サイバーパンク2077』にも出てくる(はず。ナイトシティにはアラサカタワーとかある。はず)無国籍なサイバーパンク世界で、でもアメリカチックで、しかし母親は死亡後火葬されて自動販売機のように骨壷になってでてくる。笑ってしまった。
確かにサイバーパンク世界での遺体の処理はなにか土葬というより火葬のほうがスペース的にも処理としても合理的だし、日本人が見ると「この世界で遺体は火葬なんだ(しかもカジュアル)」というおもしろい違和感になるし、西洋人が見ると「過度に合理化された未来世界」の描写に見えるだろうなという気がする。
ネットフリックスアニメは『デビルマンクライベイビー』以来かも。あれもエロとバイオレンスの話であった。
祝・東京ヤクルトスワローズ2022セ・リーグ優勝! 連覇!!
2022年9月25日、M2のヤクルトが2位横浜を劇的サヨナラ勝ちで下してセ・リーグ2連覇を決めた。
そのときの自分の様子を覚え書きしておくとともに今シーズンのヤクルトの戦いを振り返る。
いや~~~~~~よかった!
今シーズンは開幕戦の阪神戦3連勝を皮切りに、交流戦でも史上最高勝率で優勝、序盤から独走体勢に入って、7月2日には史上最速のマジック点灯という記録を樹立(M53なんて数字を初めて見たわ。星雲かよ)。
1位ヤクルトは独走、逆に2位以下は団子でこの展開が首位にとってはいちばんありがたい(その理由は後述)。
山田の打撃の不調や奥川の行方不明など不安要素がないでもないなか、中継ぎ陣の踏ん張りで高い勝率を維持し、マジックも点灯して「このまま大きな事故がなくシーズンが進行すれば……」とヤクルトファンが思ったであろうそのわずか一週間後、7月9日には1軍2軍のコロナ蔓延が公表され2試合が中止に……。
ヤクルト チーム内のコロナ感染は計27人に 10日も阪神戦中止 | NHK | プロ野球
9日のプロ野球結果 ヤクルト対阪神はコロナ感染相次ぎ中止 | NHK | プロ野球
このときコロナ陽性が発表されたのは、
丸山翔大
髙津臣吾監督
石井弘寿コーチ
高梨裕稔
清水昇
田口麗斗
内山壮真
濱田太貴
長岡秀樹
丸山和郁
大松尚逸コーチ
森岡良介コーチ
衣川篤史コーチ
佐藤真一コーチ
塩見泰隆
大西広樹
宮本丈
伊藤智仁コーチ
……と、まあ、そうそうたるメンバー(ソースはフルカウント)。
監督・コーチ・主力選手がガッツリ離脱して2週間?の隔離。
ここに書かれてない人ではこのあと石川雅規もコロナに罹患している(ちょうど甲子園大会予選の時期で、息子のダイヤくんが大会中くらいの発表で家庭内感染が起きていやしないか他人ごとながらハラハラした記憶がある)。
チームのトップからボディからアンダーまで(なんだよそれは)、とにかく組織の頭から爪先までいなくなってしまったというような状況で、監督はユウイチヘッドコーチが代役、二軍から選手をかき集めてなんとか試合が再開できた7月12日のスタメンには
四番村上、五番オスナあたりは残っているものの、そのほかは戸田と変わらない顔が並ぶ……。
ああ、そうそう。開幕から調子が良かったもう一人の助っ人外国人バッターサンタナは1ヶ月ほどで足を怪我して離脱。帰国して手術するということでこのときは「あっコロナで出入国がいろいろきびしい状況で帰国してしまうというのは今季絶望ね」と思ったものだった(その後復帰してくれた)。
このとき出場している選手たちが悪いわけではない、むしろコロナにかからず偉かったというもんだけど、何しろちょっとだけ実力がたりないかな……だいぶかなり……。
14カード連続勝ち越し、3連敗がないというチーム状況だったのがここからガラッと変わってあっという間に6連敗。
「長いシーズン、そんなに簡単に行くわけがない、苦しい場面はきっと来る。いや必ず来る……」とおもってはいたものの、それがチームにコロナ蔓延とは、さすがに「こ、こう来たか~~~~ッッッ」と思ったものだ。
コロナ緊急体制の6試合目でなんとかユウイチ代行の初勝利を得たものの(ユウイチ1勝できてよかった!)。
(小澤はよくやっている……)
その後もやっぱりシーズン中の罹患、試合やトレーニングができない影響というのは大きかったのか、前半戦とはまるで別チームのように負けが混むようになった。
成績で見れば明らかなんだけど、6月には本当に他を寄せ付けない強さを見せていたチームが、コロナ以降は5割なら上出来という状況に。
8月は5日から12日まで6連敗。
ユウイチ代行率いるエマージェンシースワローズでは、厳しい状況だったものの、それは時限設定のある暗黒期みたいなもので、コロナで主力選手がいないから弱いのはある種当たり前のことで、「みんなが帰ってくればまた強くなる!」と信じることができたから我慢できた。
それでも、その選手たちが戻ってきてもいまいち調子が上がらない8月というのは「これこのままグズグズになって下位に沈んじゃうんじゃ……」という雰囲気が出て来ていた。
それでもヤクルトに有利だったのは序盤で独走態勢になっていて、2位以下は団子状態だったこと。
こうなると、1位が多少失速しても、2~6位の中で順位が変わっても1位と近づくチームがそんなにいない。マラソンでいうと団子状態の2位グループがそれぞれ足を引っ張り合って牽制しあって抜け出す人がいないというような状況。
チーム状態はわるいけどそんなペナントレース模様に内心(シメシメ)とか思っていたら、2位横浜がなんか知らんが調子を上げて急上昇。最大17.5ゲーム差あった横浜との差は一時4G差まで詰められた。
そして迎えた8月26日からの横浜スタジアム3連戦!
もしも万が一3連敗すればゲーム差1になってしまうという状況から、猛打爆発16得点も輝く敵地3連勝!
振り返ってみればこの3連勝でシーズンはほぼ決まったかな(もちろん、その後もチームの調子は半病人みたいに気勢が上がらなくてヒヤヒヤという気持ちはあったけど)。
冒頭のライアンの写真はその試合前だったりする。
その後は村上が村“神”様と称されるくらい打ちまくり、55号が出たあとは足踏みしているものの、昨日ライアンがよく投げて最後はルーキー丸山がよく打ってマジックを2減らして優勝!
そのとき僕はまさかこの日優勝決定戦になるとは思わず、月曜に有給を取って日曜に小旅行と決め込んでおり、宿でタブレットで見た。
観ている途中でお酒が尽きてしまったけど、家で見ていたら際限なく飲み続けて重度の二日酔いになったことは確実だろうからむしろよかったかな!
これからクライマックスシリーズが始まるまでちょっとだけ時間があるので、なんとかチーム状況を前半戦のようによくしたい。
そして村上は56号早く打って!(笑)