上野のカプセルホテル2,900円で外人と非言語的コミュニケーション
東京ではカプセルホテル泊でした。
写真は上野の「カプセルきぬやホテル」。
1泊2,900円は、まぁカプセルホテルとしては妥当なところではないでしょうか。
この1マスの中には布団が敷いてあり、サイドには電灯、ラジオ、テレビがあって寝っ転がりながら見られます。
結局2泊したのですが
2泊目は漫画喫茶でもよかったかなー。
後は帰るだけだったのでむしろ体を疲れさせておいたほうが帰りの高速バスで寝られて有利ですからね。
何の勝負だ。
というわけで、この蜂の巣状のスペースでぐっすり寝ていたのですが…
朝7:30に突然、下段から朗々たる英語のスピーチが聞こえてきて
下段に寝ている人がテレビかラジオを大音量でオンにしやがってるんじゃねえかと思い
寝ていた上段から素早く飛び降りてカーテンを横からこじ開けて「静かにしやがれい」と言おうとしたところ…
そこにはテキストを持った外人が。
一瞬事情が理解できなくて固まるワタクシ。
目を見開いて驚いた表情のまま固まってこちらを見つめる外人。
(そりゃ突然カーテンをこじ開けられているんだから驚くのは当然だ)
つまりラジオの声と思ったのは外人の生音声で
この外人は恐らく朝7:30からスピーチの練習をすることを習慣としているので
この外国・上野のカプセルホテルにおいてもその習慣を敢行していたのでしょう。
…偉い!
その努力する姿はぜひ見習いたい。
でもね…
…迷惑!
朝!
朝ですよ!
ホテルとはいえカプセルホテルは壁で区切られてるわけじゃないからその声全部筒抜けですから!
そしてめっちゃいい声で喋ってたからスゲーうるさく、そして聞き取りやすかった。
(寝ながら聞いていたところ「オバマはどうたら、電子書籍はどうたら」と言っていた)。
(聞き取りやすかったと言っておきながらこの程度のことしかわからないのは寝ていたからです)。
(あとまぁ、ワタクシの英語能力のせい)。
寝起き…というか寝ているまま飛び降りてきて
ホテルの浴衣を羽織っただけでしゃがんでいるから
ひょっとしたら向こうからは股間のトランクスも丸見えの
そして寝ているところを起こされたからひたすら機嫌の悪い表情で
髪の毛もボサボサの目の据わった東洋人に睨みつけられているのだから、
外人さんが固まるのも納得できる。
予想外の光景かつ頭はまだ寝ているから
「シャラップ」とも「ビークワイエットプリーズ」とも便利な英語がさっと出てくるわけもなく…
人差し指を立ててそっと唇に当てましたね。
そうすると、外人も何を思ったかそっと人差し指を唇に当ててこちらの真似をしましたね。
あれで意思が通じたのかどうか
その後外人の声はごく小さな声になり(やめないのが凄いよね)、
ワタクシは再びダミンを貪ることができました。
変なところに泊まると変なイベントも起きるもので。
これはこれで面白かった。という話。
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