生活保護費削減にまつわるギモン
画像は初音ミクっす。
ハツネミクッス。
ハツネミクス。
アベノミクス。
…えーと、その。
すみません。
このダジャレをやりたかっただけで以下の本文に画像は全く関係がないのです。
何を書いておきたいかというと、まず
●「アベノミクス」ってなんだよ
ということ。
まぁわからないことはさくっとGoogle先生に聞きましょね~。
ってことで検索してみると…
<アベノミクス - Wikipedia> より
<アベノミクス - はてなキーワード> の方が簡潔でわかりやすいのではてなを引用。
>自民党総裁・安倍晋三が構想する経済政策。
>安倍+「エコノミクス」の造語。
>デフレと円高からの脱却、名目3パーセント以上の経済成長の達成などを掲げており、
>これを実現するための強気な経済政策案が挙げられている。
…あっ、造語だったのね(しかも結構適当な感じ)!
わかりました。
●インフレターゲットと生活保護費削減はバッティングせんのけ?
でまぁ、そのアベノミクスも詳しい内容はいろいろとあるんですが
世界を見ても新しい試みというか、チャレンジングなのがこちら。
2%のインフレ目標。インフレターゲット。
< 日銀、2%インフレ目標導入…無期限に金融緩和 - ヨミウリオンライン>
もうデフレずっとデフレ。マジデフレ。どうにかしないとホントもうやばいって。
っていう感じなので、2%のインフレを目指しましょうねという話。
これだけなら別にいいんですが。
昨日のニュースで
< 生活保護、引き下げ幅最大10%…見直し案提示 - ヨミウリオンライン>
というのが出ていました。
>厚労省は生活扶助費の引き下げ幅について6~7%引き下げる方向だったが、
>デフレによる物価下落分が5%に膨らみ、8%になる見通しとなっている。
えーとつまり
「デフレで物価が下がっているから生活保護受給費もそれに合わせますよ」と。
はぁはぁナルホド。
まぁそうですな。
…ん?
いやいやいやいや。
だからそのデフレを是正してインフレを目指すってさっき言ってたんじゃないんかーい。
っていう。
これから3年かけて受給費10%削減かもしれなくて
でもインフレで物価は2%上げることを目標にするんかーい。
それ受給者の人めっちゃ大変になるんちゃうんかーい。
っていう。
疑問というか、ツッコミが。
思い浮かびますよね。
この2つのニュースを並べて見ると。
いまさら髭男爵風に。
……ひぐちカッター!
…えーと、その。
「インフレ目標と、デフレを理由にした生活保護費削減って両立させていいものなの?」
っていうのがまず単純に疑問だったのがひとつと。
●ネット上の反応
あとこの「生活保護受給費削減」についてネット世論(主に2ch)が
絶賛してんですよね。
それが腑に落ちない。
基本的には「生活保護制度」っていうのは国民の「生存権」を保証する制度で
憲法25条の「全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」っていう条文
に基づいた制度で、国民の権利だと思うわけですよ。
で、その国民の権利を削って、
社会のセーフティネットを細く頼りないものにしていく方向の改正なのに
それを国民自身が諸手を上げて快哉を叫ぶ状況って、ものすごい変でしょ。
なんだかなぁ…と思うわけです。
そりゃテレビではさぁ
「生活保護受給者だけどパチンコやってま~す」とか
「生活が苦しくて(高級牛肉は)半額でしか食べれませ~ん」とか言ってるけどさあ。
ただテレビで取り上げられただけの数例を錦の御旗にして攻撃してるのは…ちょっとどうかと。
他のことについては「マスゴミに騙されるな」とか「自分の頭で考えろ」とか言ってる割に。
コロッとこう…。
御用報道に乗っかっちゃう感じが…。
なんだかなぁと。
当然、模範的な受給者ばかりではないだろうけれども
テレビに映らない所で
本当に生活保護が命綱になっている困窮者がたくさんいる可能性について
彼らは一顧だにしていない、考えていないのではないかと。
思ったりするのです。
社会的弱者のための制度を苛烈にするのはさぁ
単純にそれってどうなのと思うこともあります。
制度を悪用している人はいるんでしょうが
それは制度が悪いんじゃなくて
悪用してる人が悪い。
(制度の手続き上に瑕疵があるのならそれを修正するだけの話で)
なんだか固くて長い内容になってしまった。
腑に落ちないことを最後に簡単に言っておくと
弱い者たちが夕暮れ さらに弱いものを叩いて
何がどうなるってんだよ!
っていう。
ことに。落ち着きます。
落ち着いたのか?