明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

映画『インストール』

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観た。

上戸彩主演(主人公の女子高生役)  神木隆之介助演(小学生役)
この二人に尽きる。

『3年B組金八先生』でデビューの上戸彩に比べると、神木隆之介くんは有名じゃないかもしれないので少し説明。

・『千と千尋の神隠し』の坊(でかい赤ん坊)の声をやった子。
「遊んでくれないと泣いちゃうぞ」って言ってた人。途中で鼠にされてしゃべんなくなるけど。

・『ハウルの動く城』のマルクルハウルの弟子の男の子)の声もやった。
「またれよ」とか言ってた。セリフ増えたね。

・あとは『妖怪大戦争』で主演。水木しげる翁と共演を果たす。
観てないけどレンタル始まったら観よう。

上戸彩は説明するまでも無いでしょう。
義経』にも出てたし。元気ハツラツぅ?だし。昭和60年生まれ。同級生。わお。
国民的美少女
20歳になっても「美女」って言うより「美少女」って形容の方がしっくり来る顔。
元気ハツラツ。

映画の感想
……………………………こりゃエロイな、おい!!ちょ、神木君!!かみーきくん!ちょ、おま。
ええとまあ、落ち着いて、俺。
あらすじは原作と変わらないんだけど、二人とも役にドぴったり!
最初からこの二人をイメージして原作を作ったといわれても信じるくらいのハマリ度。
小説を映画化して原作より優れてるものができたという稀有な例。
あとエロい。
と言っても「エロイ」と口に出して言うエロさじゃなくてなんと言うかこう……
そこはかとない色気というか……

ダメなところは、原作にある主人公の「この世界はとても腐ってて私はどうしようもない」
っていう、なんて言うんだろう、少女の厭世観みたいなものを削ってるところ。
青木さん(神木君)の継母が派手な人になってるし。
その厭世観というか、少女の「もうダメ、窒息死寸前」っていう切迫した感情が少なくなってる。

ん、まあなんだ、映画は小説より文学分を少なくしたほうが興行収入だとかいろいろと
大人の事情があるんでしょうよ。
その「大人の事情」なんていう曖昧で便利な言葉が一番、少女の嫌っていたものなんだけれども。

あと中村七之助がやってる役(原作ではチョイ役……割と重要なチョイ役)の男子高校生が
死ななければばならなかった必然的理由が見つからない。

エロいピークは物語の終盤、神木君が上戸彩の胸をもにもにする衝撃的シーン。
こんなシーン、原作にありません。
監督か脚本の作為だと思われます。
なにしろGJ
ちょ、監督、未成年になにやらすんじゃ、というPTAからの抗議もあったとかなかったとか。
なんか予告編等を観ると「12歳以下の方は保護者と一緒に観てね」みたいな文字が隅っこの方に小さく。
…………確信犯かい。
ていうかこんなシーンを保護者と一緒に見られるかい。なんの罰ゲームじゃ。

その瞬間男性視聴者全員が「神木君、その権利を俺にくれ」と思うに違いないシーン。
すげえドキっとするのはそのシーンの神木君の目、瞳、「目つき」と言うのがいちばん
適切かもしれない。それが「少年」の目じゃなくなってること。

…………てっめえ目つき変わってんぞ!!こら!神木!!おい、お前それ素だろ絶対!
今の今まで「僕、心が病んでるのかもしれません」とか言う可愛らしい小学生の目をしてたくせに、
もにもにする瞬間には完全に「男」の目つきになりやがってますね。

これを演技でやってるとしたら、神木隆之介恐るべし。
演技でやってないとしてもある意味恐るべしなんだが。
まあ、仕事だし演技なんだろうけど。天才の名をほしいままにするだけのことはある。

「生まれつき体が弱く、健やかに成長して欲しい」との両親の願いから2歳のときから
プロダクションに所属して芸能活動をやっていたそうな。
…………なんで「体が弱い」から「芸能活動」になるのかと。摩訶不思議なり。

それまで(当然ながら)お姉さん然としてた上戸彩と、弟然としてた神木君の
立場の上下が逆転するシーンは一見の価値あり。


菊川令の変な英語教師はオモシロイ。
菊川令もなんか少し変な役しかやらないね。友情出演だし。
誰との友情?

ところで劇中のPCがウィンドウズで無くマックなのはなにゆえか。
大人の事情か?
それとも監督がただのマカーか。