出出で出で出でえっ出で出でで……出たッ!!
何が出たかって?
あれですよ、アレ。
小さくて速くて黒光りするアレ。
角の無いカブトムシくん。
マジあいつムシキングだし。
まあ仮にぷりんくんとしておこうや。
可愛らしくネ。
さっきね(深夜)、牛乳を飲もうと台所に行ったんですよ。
冷蔵庫を開けてパックを取り出してコップを……
と。
見ると。
…………………………………………ぎゃあ。
いやあ久しぶりだねぷりんくん。
叫び声の出せない午前二時の台所ですよ。
私が彼に気づいたときに、サササと壁を伝っていたぷりん君もぴたりと同時にその動きを止め、
彼も私に気づいたようで、二人のにらみ合いが始まった。
ゴミ袋の陰に隠れるぷりん君。
張り詰めた表情のワタクシ。
触覚をゆらりりゆらりと鶺鴒(セキレイ)の尾のように動かすぷりん君。
武器を探すワタクシ。
触覚の動きを止め、ピクリともせずにこちらの様子をうかがうぷりん君。
手ごろな武器が見つからずに落胆するワタクシ。
逃げるタイミングを計っているのか、ゴミ袋の陰から動こうとしないぷりん君。
「そうだ、台所用洗剤は――にキクんだった!」と思い出すワタクシ。
ここは台所なので台所用洗剤は当たり前のように存在しているはずでよしこれはもう勝ったも同然だとよろこぶワタクシ。
無情にも空っぽな台所用洗剤の器。
大いに落胆するワタクシ。
いまだ動きを見せないぷりん君。
逆に追い詰められてしまったワタクシ。
ゴミ袋の裏を動かずに、余裕の表情を見せるぷりん君。
ぐにゃあ……!と視界のゆがむ中を、必死でなにか武器を探すワタクシ。
どんな武器でもウェルカム……!とばかりに余裕をかますぷりん君。
☆以下カイジ風にお届けいたします☆
絶望……!圧倒的絶望……!しかし……!あった……!
絶望の先に……一縷の望み……!
視界に入った……マイペット……!部屋中ピカピカ……!!
おおおっ……これだっ……!これで殺す……!ぷりん君を殺すっ……!!
だが、胸に去来する疑問……!
キクのか……?はたしてぷりん君にマイペット部屋中ピカピカは……!
いたずらに台所をピカピカにしてしまうだけじゃないのか……?
疑心……!
いったん持ってしまった疑う心……!
疑心暗鬼……!
カイジ(違う)疑心に囚われるっ…………!!
違うっ……!
キクとか……利かないとかじゃないっ……!!
行くしかないっ……!行くしかないんだっ…………!
未来は僕らの手の中っ…………!!
食らえ悪党っ……これが俺の……切り札だっ……!
噴射っ……噴射に次ぐ噴射っ……!!
与えない……ぷりん君に逃げ隠れる隙を与えないほどの量を噴射っ……!
だが逃げ出すぷりん君……!
素早い……!人知を超えた素早さ……!
おおおっ……!!
逃げるなっ……ぷりんっ……ぷりんっ……!!
噴射……!圧倒的質量の噴射……!!
長き咆哮の果て……決着が訪れる……!
あおむけ……!
あおむけになって倒れるぷりん君……!
勝利……!圧倒的勝利……!!
あおむけになったぷりん君……細い足をばたばたとうごめかせるっ……!
驚くっ…・・・!これには驚く……!!勝利を信じた瞬間のぷりん君の断末魔っ……!!
血の気が引くっ……!
くそっ……!どこまで……!どこまで俺を苦しめれば気がすむんだ……!!くそっ……ちくしょうっ……!
いい加減にくたばれっ……!くたばりやがれっ……!
しかし止めないっ……!ぷりん君動きを止めないっ……!生命っ……!劇的な生命力……!!
揺れる……!揺れる……!視界がゆがむ……!!あるいみ桃源郷……!
うわあっ、なんだこれ!?きたねえっ!!
決着は長き戦いの果てっ……!熱き鼓動の果てっ……!
泡にまみれて横たわるぷりん君……!
二時……!時間は午前二時……!!
決着がついたっ……!!
洗剤はふき取った……!
ピカピカになった……!
カイジ風に書くのは俺は面白くていいけどっ……!
やたら行数を使うっ……!
しかもカイジ知らない人には面白くもなんともないという……!!
無駄っ……!時間の無駄っ……!
もう寝るっ……!
おやすみっ……!
あれですよ、アレ。
小さくて速くて黒光りするアレ。
角の無いカブトムシくん。
マジあいつムシキングだし。
まあ仮にぷりんくんとしておこうや。
可愛らしくネ。
さっきね(深夜)、牛乳を飲もうと台所に行ったんですよ。
冷蔵庫を開けてパックを取り出してコップを……
と。
見ると。
…………………………………………ぎゃあ。
いやあ久しぶりだねぷりんくん。
叫び声の出せない午前二時の台所ですよ。
私が彼に気づいたときに、サササと壁を伝っていたぷりん君もぴたりと同時にその動きを止め、
彼も私に気づいたようで、二人のにらみ合いが始まった。
ゴミ袋の陰に隠れるぷりん君。
張り詰めた表情のワタクシ。
触覚をゆらりりゆらりと鶺鴒(セキレイ)の尾のように動かすぷりん君。
武器を探すワタクシ。
触覚の動きを止め、ピクリともせずにこちらの様子をうかがうぷりん君。
手ごろな武器が見つからずに落胆するワタクシ。
逃げるタイミングを計っているのか、ゴミ袋の陰から動こうとしないぷりん君。
「そうだ、台所用洗剤は――にキクんだった!」と思い出すワタクシ。
ここは台所なので台所用洗剤は当たり前のように存在しているはずでよしこれはもう勝ったも同然だとよろこぶワタクシ。
無情にも空っぽな台所用洗剤の器。
大いに落胆するワタクシ。
いまだ動きを見せないぷりん君。
逆に追い詰められてしまったワタクシ。
ゴミ袋の裏を動かずに、余裕の表情を見せるぷりん君。
ぐにゃあ……!と視界のゆがむ中を、必死でなにか武器を探すワタクシ。
どんな武器でもウェルカム……!とばかりに余裕をかますぷりん君。
☆以下カイジ風にお届けいたします☆
絶望……!圧倒的絶望……!しかし……!あった……!
絶望の先に……一縷の望み……!
視界に入った……マイペット……!部屋中ピカピカ……!!
おおおっ……これだっ……!これで殺す……!ぷりん君を殺すっ……!!
だが、胸に去来する疑問……!
キクのか……?はたしてぷりん君にマイペット部屋中ピカピカは……!
いたずらに台所をピカピカにしてしまうだけじゃないのか……?
疑心……!
いったん持ってしまった疑う心……!
疑心暗鬼……!
カイジ(違う)疑心に囚われるっ…………!!
違うっ……!
キクとか……利かないとかじゃないっ……!!
行くしかないっ……!行くしかないんだっ…………!
未来は僕らの手の中っ…………!!
食らえ悪党っ……これが俺の……切り札だっ……!
噴射っ……噴射に次ぐ噴射っ……!!
与えない……ぷりん君に逃げ隠れる隙を与えないほどの量を噴射っ……!
だが逃げ出すぷりん君……!
素早い……!人知を超えた素早さ……!
おおおっ……!!
逃げるなっ……ぷりんっ……ぷりんっ……!!
噴射……!圧倒的質量の噴射……!!
長き咆哮の果て……決着が訪れる……!
あおむけ……!
あおむけになって倒れるぷりん君……!
勝利……!圧倒的勝利……!!
あおむけになったぷりん君……細い足をばたばたとうごめかせるっ……!
驚くっ…・・・!これには驚く……!!勝利を信じた瞬間のぷりん君の断末魔っ……!!
血の気が引くっ……!
くそっ……!どこまで……!どこまで俺を苦しめれば気がすむんだ……!!くそっ……ちくしょうっ……!
いい加減にくたばれっ……!くたばりやがれっ……!
しかし止めないっ……!ぷりん君動きを止めないっ……!生命っ……!劇的な生命力……!!
揺れる……!揺れる……!視界がゆがむ……!!あるいみ桃源郷……!
うわあっ、なんだこれ!?きたねえっ!!
決着は長き戦いの果てっ……!熱き鼓動の果てっ……!
泡にまみれて横たわるぷりん君……!
二時……!時間は午前二時……!!
決着がついたっ……!!
洗剤はふき取った……!
ピカピカになった……!
カイジ風に書くのは俺は面白くていいけどっ……!
やたら行数を使うっ……!
しかもカイジ知らない人には面白くもなんともないという……!!
無駄っ……!時間の無駄っ……!
もう寝るっ……!
おやすみっ……!