明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

壬生義士伝

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いや――――――――――――――――…………………………………………………………………………
















……………………………………おもしろかった。





長いよ!間が。





もうねぇ、涙も鼻水もずるずるのべろべろで、大教室の授業中に読んでる身としては非常に辛かったね(オイ

なんだか周りの人の「なんだこいつ」的な視線がちらちらあたるのが痛かったです。

登場人物が皆いい奴ばっかりなんだわ。
努力して努力して努力しても、家族を食わすことすら出来なくて脱藩しちゃう吉村貫一朗とか
竹馬の友でありながら身分(階級差)と立場のせいで自分の意思と逆に切腹を申し付けなければならない
大野次郎衛とか
脱藩者の息子として辛い境遇にありながら南部武士としての矜持を捨てない息子嘉一郎とか
大野次郎衛の息子で嘉一郎の親友で、藩の高士の息子でありながら嘉一郎をかばう大野千秋とか
それぞれがそれぞれを思いやって斟酌していて義に生きているのにそれでも貫一朗も嘉一郎も次郎衛も
死ぬしね!
死して尚「義」を損なわずに矜持をもって死んで行くしね!



もうね!
泣くよ!泣くよそりゃあ!そりゃあ泣くさ人間だもの!
浅田次郎ずるい!こんなもん感動するに決まっとるつーんじゃボゲェーハゲぇーハゲぇー。




『義』に生きた男が居た。侍の道に外れた。だが人としての道に外れたくなかった。金の為に人を斬った。
家族のために生きて、死んだ。金の為に故郷を捨てた。死して故郷は迎えてくれた。
美しい南部の桜は岩を割って咲く、そう生きた。




もうねえ、感動要素が怒涛の圧倒的質量で積み重なっているんですよ例えて言うならミルフィーユのように。
うわぁー味のIT革命やー。


下手な鉄砲も数うちゃ当たるけれども、上手な鉄砲で数を撃たれた日にはたまったもんじゃなくて
涙腺ゆるみっぱなしの泣きっぱなしでござんした。お申さげながんす。