八幡市名物(?)「堅パン」食べた。かってえ!
小倉に遊びに行っていた兄が「堅パン」なるものを買って帰ってきました。
くろがね。
くろがね堅パン。
おう固そうだな。
< くろがね堅パン - スピナ公式サイト >
「大正末期に官営八幡製鉄所が従業員のための食品として独特の原料と製法により開発したものです」…と、書いてあります
ものとしては薄いクッキー状のもので「パン」ではないです。
パンではないですよこれは。
まぁ「堅クッキー」ですね。
長旅の疲れで身が割れていました。
そんでこれが…
かってえの!
なにこれ!?
瓦!?
全然歯がたちません。
「歯が立たない」という慣用句をその額面通りに使うことがあるとは。
がじ、がじ。
噛んでみても
小さい歯の跡がぽつぽつ丸く残るくらいで
歯が食い込んでいくとか噛み切るということが
できぬ。
なにこれ…建材?
これで家でも建てる気なの……。
「歯の弱い方はご注意ください」…とも書いてあります。
さもありなん。
コーヒーや紅茶、牛乳に浸して飲むと柔らかくなって
美味しく食べられるとか。
なるほど。
たしかに、最初は全然歯が立たないのですが
いくらか口で挟んで弄んでいるうちに
唾液と呼気でじわじわ柔らかくなっていって
そのうち割れて食べることができます。
味付けは保存料や人工甘味料を一切不使用の
砂糖と小麦粉の自然な甘さがあり
おいしいんですよね。
硬さは食べ物としての常識的な範疇をハッキリ外れていますが
その食感も含め、味全体としては、意外なほどおいしいですよ!
硬さは砂糖の量が多いこともあるのか
口の中で溶かしながら食べるとちょっと飴のようなおいしさです。
昔ながら、という感じの朴訥として好きな味ですね。
アマゾンでも買えるようなので機会があれば食べてみてくださいね。
歯が健康なうちに…。