人生で初めてバリウムを飲みました
写真は健康診断後の昼食の様子。
これはバリウムではありません。
これはミルミルです。
昨夜から絶食の上、早朝から健康診断で視力検査聴力検査身長体重腹周り、血圧採血眼圧プシュウ、その他もろもろを測りました。
こんなことしねえでも俺は健康だい!自分の体は自分が一番わかってるんだよぉ!(死亡フラグ)
そして、初めてバリウムというものを飲みましたね。
医者いわく「ええと、これからバリウム検査をやります。これまでに検査で異常が見つかったことは?」
ぼく「初めてです」
医者「は…。」
誰にでも初めてということはある。
医者「そうですか。では説明しますね。まずは胃の中でガスを出してパンパンにする薬を飲んでもらいます。風船をイメージしてもらえばわかりますが、膨らませたほうが写しやすいのです。薬は水分で泡立ちます。バブみたいなものですね」
バブを飲むのか。
医者「そうしてそのあとにバリウムです。これはペンキみたいなものですね。これを胃の中にまんべんなく塗ります。ですから、この薬を飲んだ後に、この台の上でゴロゴロと転がってもらいます」
バブを飲んだ後にゴロゴロと転がるのか。
そしていざ飲んでみると…うう、腹の中から圧迫感!
医者「ゲップしないでね」
苦しいけれど、言いたいことをグッと飲み込む忍耐強さは私の美点であります。
喉元まで出かかったゲップを無理やり飲み込んで、台の上で
医者「転がってください」
こ、転がる…。
転がるのって、どう…。
医者「横にゴロゴロと寝返りを打ってください」
ゴロゴロ…。
医者「じゃあ台が動くので、取っ手を握ってください」
と、取っ手?
ゴゴゴゴゴゴ…。
慌てて取っ手を掴むと、大げさな駆動音とともにベッドが動き出し、頭が下に足が上に!
ゲップしたいのに!
感覚としては大盛りラーメンを食べたあとに逆立ちをさせられるような…。
出る出る!なんか出るって!
医者「がんばって!」
がんばりたくない!
健康診断ってこんなにハードな…体力を使うものだったのですね。
なんとか終えたら、医者が小粒の薬を手渡しながら
医者「じゃあバリウムは体の中に入れておくと良くないので、下剤でさっさと出しちゃってくださいね」
手渡されたピンクの小粒。
ああ…。
そんなわけで、ダメージを受けるであろう胃腸のためにも乳酸菌をとりました。
しかしその効果があったのかなかったのか、まぁ、滝ですね滝。
なんというかこう、液状化した謎の白い液体(バリウム)をダバババと垂れ流すのは、悲しいものがありますね。
恐怖の白色液体製造人間と化してしまっている。
そんなとき人はなぜか、生物としての情けなさを感じずにはいられません。
健康的に食べるのと同様に、健康的に、健康的なものを出すことも人生の喜びに関わってくるのですね。
ああ…。
健康診断なんてするもんじゃない、バリウムなんて、飲むものじゃないんだ…。