『酒中日記』(吉行淳之介編/中央文庫)感想
画像は先日の日記で少し触れた文庫本『酒中日記』。
せっかくなのでかんたんに感想を書いておきます。
ちなみに『酒中日記』って同名の映画があるようですが、本作とは特に関係がないですね。
『小説現代』の昭和41年1月号から連載され、計32人の「酒」にまつわる短編エッセイが、日記調で綴られています。
原稿を寄せているのは、編者の吉行淳之介を始め、開高健や北杜夫、水上勉に五木寛之、井上ひさし、半村良、星新一渡辺淳一色川武大筒井康隆…と、昭和の大小説家たち。
作家たちの互いの名前がそれぞれ出てきて、作家同士の仲の良さというか、交流が垣間見えるところが興味深いです。
昭和40年代の「文壇」華やかなりし頃、当時の作家たちがどのような店でどのように飲んだり飲まれたりしていたのか覗き見えるようで、楽しい。
そんな感じ!