明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

本の話

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日曜、サークルの代替わり式も無事に終わった。
急に暇になった感が無くもないが暇なら暇で色々やれてよろしい。

というわけで今日は池袋はジュンク堂へ。
六回だか七階だか八階だか全部本屋。
どれだけ階段上っても本屋。
……でか。
そのくせトイレが少なくて本屋にいくと腹が下る習性の人にとっては嫌。
まあ自分のことなんだけどもね。

こうもでかいと逆に困るっつーか……。
まあとにかくよんだ本と感想。

梶原一騎伝 夕焼けを見ていた男』斉藤貴男著・文春文庫

タイトルの通り『明日のジョー』『巨人の星』などの原作者である梶原一騎の……こういうのなんていうの?評伝?
梶原一騎(本名・高森朝雄)がどう成長し、数々の名作を打ち出し、また最後にはどう破滅していったかということが一年間に及ぶ綿密な取材の元に書かれた本。
濃くて長かったけどそれだけに楽しめた。
破天荒。
自分の物語の主人公そのままのような梶原一騎の生き様に心うたれる部分があったり意外に詩的な感性の
持ち主で繊細な部分に驚いたり軽率な行動にこいつ馬鹿じゃねえのと思う部分があったりした。

『お笑い男の星座 芸能私闘編』浅草キッド・文春文庫
この本の序文に「この物語を偉大なる梶原一騎先生に捧ぐ――」とある。
だいたい『男の星座』というタイトルからし梶原一騎の最後の作品、遺作となってしまった作品のタイトルである。
だけどもまあただ好きというだけで梶原一騎は何の関係もなく芸能界の裏話、K-1、PRIDEなどの
新しい格闘技の始まった頃の裏話などについて書かれている。
裏話については面白かったけども、浅草キッドが自分の考えを語り始めたりすると途端につまらなくなる。
意味のない下ネタばっかり。
おかしいなあ。テレビで見てるときはあんまりガツガツ前に出てこないから好きなタイプの芸人なのに。

なかにも同年代のライバルとして登場する爆笑問題とは逆のタイプ?
爆笑もテレビで見るとすげえ面白いのにあいつらの出す本はあんまり面白くないという……
ってこれ逆じゃねーわ一緒だわ。

『日本はどう報じられているか』石澤靖治著・新潮新書
ちょっと話題の本?世界の新聞・雑誌で日本はどう報道されているかという話が英米独仏中韓とアラブ地域
ごとに章わけされてまとめられてます。
欧米は大体バブル期には日本たたき、不景気に陥ってからは何故そうなってしまったのか反面教師に
しようという流れ。
基本的に「日本のための日本の報道」なんてあるわけがなく「自国のためにする日本の報道」なので、
感覚的にいえば
日本の現状認識もある報道ではむしろ日本より正確なのに別の報道では全然不正確な報道がなされたりもする。
またしばしば無理解による誤報も。

顕著なのは中韓の新聞。
特に中国なんかはひどい。そういえば表現の自由ないんだったこの国は。わはは。
韓国もまあ……なかなか。政府・国民よりもマスコミが反日をあおっってる側面も十分あるわけだ。

あ、中東地域では日本の報道なんてほとんどないそうです。
でも広島、長崎は知られてるとか。
詳しくは買って読むのが一番いいね。

思ったより早く読み終わってしまった。
だが中身が薄いということはなく各章、各国、割と一緒だったり違ったりする報道が興味深い。
あとアメリカのマスコミも太平洋戦争時のことと捕鯨問題については一歩も引かないというところに
なんつうか頑固というか頑迷というか
戦争について自国の悪を認めないというのはわりとアメリカに限ったことでなく結局世界というか
外交ってのは声の大きいものの勝つジャイアン理論なのかとも思ったりして。


ああ……明日は鬼の火曜日だ……