明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

一般メディアのPS3評論。ひどい長文になってしまった。

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一般紙(ゲーム雑誌でない媒体)でもPS3は大きく取り上げられます。
普段ゲーム雑誌を見ない人に対してどういう説明をするのかなど興味を示しつつ要点だけまとめたり。
まーそれでも興味ない人は徹底的に興味ないだろうけど。

まあいいんだ。
自己満足だから。

あ、画像はどれもネットで拾ったもの。


一枚目夕刊フジ9月26日号

要点
①欧州では春に発売延期、日米では変わらないが、販売予定台数を半減
②迷走的に価格を498,980円に下げたものの、WiiXbox360と比べると倍近い。
③重い。一個7㌔㌘1000個輸出で7㌧。空輸すると一体につき一万円くらいコストがかかる。
④販売まで、コストは16万くらいかかってると思う。それを一個6万で売るって…。
⑤(欧州で)販売が遅れるのは親会社のせいでなくて本体の設計のせい。
任天堂がゲームありきなのに対し、PS3はハードありき、新技術ありきだ。これでは売れない。売れたとしても赤字商売になる。

小欄
①PS3はBDプレイヤーとしては確かに安いが、あまりに安すぎるため他社がBDプレイヤーを売ることに対してしらけてしまい、結果的にBDが普及しなくなるかもしれない。
②AV機器としてみても、PS3は上部が丸く、収まりが悪い。
③もしPS3が普及しなかったとしても、HD-DVD陣営にいい影響を及ぼすかはわからない。



②~⑤枚目
週間ダイヤモンド2006/09/30号

要点
一枚目
①PS3高い。一台の値段でWiiと360が買える(記事はTGSでの値下げ発表前のもの)。
②クタラギ社長曰く「PS3はスパコン、ゲーム機を超えた」
③確かにcell、BDを積んだPS3は今までの「ゲーム機」という範疇から超えている
④そのぶん開発・製造も難しくなり、欧州で発売延期、今年の販売目標も半減させた。
⑤その隙にWiiは400万台、360は1000万台を売り上げたい。
⑥だがクタラギ社長曰く「最終的にはPS、PS2と同様世界で一億台を売り上げる」

二枚目
⑦現行機ではPS2の圧勝。しかし来年の次世代機争いでは、360がシェアの過半数を奪うという試算もある。
⑧日本では「任天堂回帰」が進みつつある。DSがPSPを圧倒している。でも世界でみればPSP。
⑨「21世紀のウォークマン」を目指したPSPと違い、DSは保守的なゲーム機で成功した。
WiiもDSと同じ「万人(一般人)に受け入れられるハード」というコンセプトで、5月のE3で発表された。
任天堂に「横綱相撲」感が出てきた。「日本市場は任天堂、北米はMSがトップを取る」(MS幹部)

三枚目
⑫MSはソニーサードパーティを切り崩しにかかってる。しかもそれがわりと成功してるっぽい。
⑬ソフトが無いとハードが売れない、ソフトが売れないと利益が上がらない。
⑭PS2で言えば、『DQ』『FF』があった。
⑮SCEは旧スクウェアが(映画の失敗で)傾いた時に出資、現在も出資しているが、『FF』はXboxに流れた。※
⑯「延期の発表は寝耳に水、困惑」と、あるソフトメーカー幹部。PS3離れの火種がくすぶる。
⑰高性能な反面、ソフト開発費も高騰し、現行機の2~5倍の5~20億円くらいかかる。
⑱値下げしてでも売らないと、ソフトが売れない。開発費も軽減しなければいけない。SCE困った。
⑲厳しい試算もある。『ゲーム市場はすでに下り坂に入った』PS3を一台売るごとに25,000円の赤字。

四枚目
⑳五年かけても事業の黒字化は望めない。むしろPS,PS2の黒字を吐き出しちゃう。「Wii事業は初年度から黒字化できる」とする任天堂とは対照的。
21、ゲームが売れない!PSの頃はハード一台あたり8本のソフト定着率。PS2では6本に下がった。PS3では、一台辺り4本に下がるという試算も出ている。
22、その背景は若年層の趣味の多様化。ケータイに金を取られiPodに金を取られ……。
23、また、性能が上がるにつれソフト開発にコストがかかるようになり、ソフトの数自体が減ったこともある。

別項
半導体・cell事業にいっぱい金をかけたけど、消費電力がでかくてテレビには使えない。
携帯電話とかには使えるけど、ストリンガー会長以下首脳陣もcellには冷ややかな目。
cellを共同開発したIBMとかはしたたか。ソニーに金を出させて工場建てたり。
ソニーは「異端児」クタラギを重用して結局もてあました。これからそのツケを支払い。









記事のまとめ終わり。
以下はその感想とか異議とか。

……2誌ともPS3の成功に「?」って感じ。
共通点は「売れたとしても赤字事業になる」ていう意見。

普通「ん?売れたら売れただけ利益が出るってもんでしょ?それが商売ってもんじゃん」って思うだろうけど、
ゲームのハード事業はちょっと事情が違う。
簡単に説明するとこう。

・ソフトメーカーはソフトを出すときに、そのハードメーカーにお金を払わないといけない。
(そのロイヤリティーでハード事業は成り立ってる)

・そしてどのソフトメーカーも、一番売り上げが見込めるハード、一番世間に普及してるハードでソフトを出したい。

・つまりハードメーカーは、自分とこのハードでソフトをたくさん出して欲しいから、たくさんハードを普及させたい。

・そのためには多少赤字だろうがハードを安売りするのもひとつの手段。というか常套手段。

・ゆえに「ハードが売れれば売れるほど赤字が出る」といういびつな構造になってる。



弾かれたので前後編にして続く!
こんなこと初めてだ!!
なので週間ダイヤモンドの三枚目と四枚目は後編に。
たぶん上のほうから「後編」→「前編」になっちゃうだとうけど。

いいんだ。
自己満足だから。