明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

きれいじゃないけど美しいものをぼくは見たいんだ

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タイトルはえーとたしかハイロウズブルーハーツの何かの曲のどこかの歌詞。のはず。
画像はそんな風に感じた東京の風景。
できればクリックして画像を大きくして見てみて、
なにか共感のようなものを少し覚えてくれたら少し嬉しい。



飯田橋の高速道路を下から眺めたら。

なんだか細い鉄骨が小さな四角をいくつも作ってそれがどこまでも続きながら大きくカーブしていきます。
左側に見えるガラスの四角は交番の壁です。
首都高速道路東京オリンピックの時に急いで作らないといけなかったから、
東京を流れる川の上に建てたというのは有名な話。
つまりこの緩やかなカーブは意図せずに流れる川の自然なカーブを描いているのだ。
そのおおらかなカーブにこれ以上無く秩序だった模様が作られている様は、
なんだか現代彫刻じみているのではないかこれは意外な芸術性なのではないか
などと思ったりしたのだったです。


明治通りはずぅっと工事中なんですよ。

池袋から渋谷に抜ける「地下鉄13号線」という新しい路線を作っているという話で、
池袋~高田馬場~新宿~渋谷、と通っている明治通りの真下を掘っているというイメージです。
なので明治通りはずっと工事をやっています。
昼も夜もやっています。
夜は特に盛んに工事をしています。
その工事をするスペースを確保するために、
明治通りには赤く光るコーンがとても長く続いていきます。
その横を原付で走ったりすると、
ぼんやりと赤く光るコーンが約一メートル間隔で続いていくので、
どこまでもどこまでも赤い光と併走していくような、
なかなかに幻想的な光景になるのです。
それはイルミネーションでもなんでもないし、
街を彩るなんて意図はこれっぽっちもなく設置されたものなのだけれど、
一個一個も無粋に野暮ったい赤色で工事の実用以外の物ではないんだけれど、
やはりそれが何百個も並んで光るとそこには一種の異景が現れて、
他に例えようのない感慨というようなものが胸に浮かんできます。
これ航空写真から撮ったりしたらきっときれいなんだろうなぁ。




他人に見過ごされるものだとか、
自分以外の誰にも注目されないところに自分が何か感じ入るところがあるとすれば、
それを通じて自分の美意識というか、無意識の価値観というか、
カタカナで言えばアイデンティティというようなものが見えるのかもしれない。
この写真たちは自分の無意識の複写なのだということです。



なんて難しいことを言ってもあんまり他人から尊敬されないのはどうしようもないことです。
きっと日ごろの行いのせいでしょう。

間違いない。

土日は2日でちょうど24時間くらい寝ました。