明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

いやいやいや… 尖閣ビデオ見た







いや~~~……

いやいやいや………

でましたね。

ビデオ。

例のビデオ。

超過激なヤツ。

とても表の流通ルートには乗せられないような過激なビデオ。

見た?

ミタミタ?

見ちゃった??

ありゃ~見ちゃったか~~ そっか~ついに見ちゃったか~~~

興奮した? 興奮したでしょー。コノコノッ

ええおいまったくぅ~ このムッツリスケベ!


・・・


ワケのわからない小芝居は置いといて。
でちゃいましたね。
尖閣の漁船衝突ビデオ。

それも政府が公開したわけではなく
何者かの手によって(内部の人?)みんな大好きYoutubeに流出されるという形で。
とはいえ一番最初に流出した動画6本はみんなすでに消されていて
今残っているのはその動画をDLした有志が再UPしているミラー動画たちです。

上にリンク張ったものもそうで
いつ消えるかわからないので衝突の際のキャプ画像だけでもとりあえず↓

●1度目の衝突

イメージ 1


●2度目の衝突

イメージ 2

というわけで
まぁ見ての通りなんですが
普通に見ると中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突しているように見える。

それはもちろんこれまでの中国の

「日本の巡視船が漁船にぶつかってきたのだ!」

という主張に反するものです。
(中国が嘘を付いていたというのは当たり前のことなので驚きませんが)

なぜこれをさっさと国際的に公開しなかったのでしょうね。
公開しないで後暗いところがあるようにして隠すから↓のような与太話も出てくるし

【尖閣衝突】「巡視艇乗員が弾みで海に落ちた時、中国漁船員がモリで突いた」…石原都知事がTV番組で“仄聞”暴露

◆石原氏の発言:
>情報というのはね、必ずどっかから漏れてくる。…(略)…

>政府の関係者からね、
>「仄聞ですが」と聞きましたが、
>日本の巡視艇の乗員がなんかの弾みに落ちたのを、中国の漁船(の乗組員が)銛で突いてるんだって。
>それはねぇ、仄聞ですがっつったけど数人の人から聞いた。


仄聞=そくぶん。側聞。人から聞いた話

まぁこれはどうも嘘だったぽいですが。笑。
ともかくそんなことを言われたら
「そんな事実はない」
と証明するためにも公開しなければならんでしょう。普通。

ともかく
ビデオを速やかに公開して中国に非があることを国際的に喧伝して
日本に非がないことと中国の横暴を世界に訴えるべきだったと思います。

個人的にも事件の真相というのは見たかったですし。
そういった意味でこのビデオを公開したおそらく内部の人はグッジョブ!

なのですが。

しかつめらしい事を言うと、
これって日本政府が極秘事項にしたがっていた「国家機密」と言ってもいい情報なわけで…。
それがなんというかアッサリとネットに大流出してしまったことはよろしくねい。
それも内部の人間が内部告発的に流出させた目算がどうも高いらしいということであれば
国家公務員法に反することになるようで
法律的にもよろしくない。

見方によっては
「公務員が政府に対して情報テロを行った」
とも言える。

ましてその流出させた人に対して諸手を上げて賞賛するのは(心情的にはものすごくしたいけれど)、
民主政治に対して行われた違法行為・テロ行為を賞賛する形になってしまう。

それってねー、怖いことだと思うんですよ。

ビデオの流出は非常に愛国・憂国的な政治行為かもしれないけれども、
それを簡単に許してしまっては
それは要は「愛国無罪」ということになってしまいますもの。
それではいつか来た道ですよね。

政治の本道から言えば
「ビデオを公開しろ!」
という国民の声が大きくなって、政府がそれに応える形でビデオを公開する。というのが正しい流れであろうと思う。
(いやそれ以前に政府には国際的に公開して欲しかったのだけれど)

つまり今回の流出(公開)の残念なところは
それが民主的な手続きを経て公開されたものではないので
諸手を上げて快哉を叫ぶことができないというところです。

戦後65年が経っても
軍人(海上保安庁は軍人じゃありませんが)に
正当でない手続きを踏ませてしまうというところに日本民主主義の未成熟さがある。

と言い切ってしまうのは酷か。
実際、心情的にはこの内部告発に大拍手したいところだもんなあ。

政府の対応を注視したいと思います。