久しぶりに秋葉原をうろうろ
してました。
写真は駅前にある「ラジオ会館」。
漫画やフィギュアやドールなど、秋葉原の「業」とでも言うものがぎゅっと凝縮されたビルです。
今夏の取り壊しが決定されており
さよならセールが行われていました。
そのビルのふもと、コトブキヤではショボーンクッション」なるものが山積みになって売られていたり。
欲しかったですが荷物になるので諦めざるを得ない。
(´・ω・`)ショボーン
まんだらけウインドウ。
この『UTOPIA 最後の世界大戦』は一度藤子不二雄両名が手塚治虫に会い
400Pだかの原稿を書くために1000Pの原稿を作り
それを400Pに書きなおして作られたのだというエピソードを知り衝撃を受け
自分たちが持ってきたその原稿を
「こんなんじゃダメだ、手塚先生ですらこんなに努力しているんだから僕らも書きなおそう。」
といって書きなおしたという話が『まんが道』にある最初期の漫画。
商業単行本デビュー作?
西島大介(というイラストレータ)のペイントが無造作にシャッターの上に描かれていたり。
この人の漫画はさほど面白くないけど絵とかアニメはいい感じ。
あっでも『モーニング・ツー』でやってた90年代をテーマにしたヤツは面白かった。
<西島大介、アキバのシャッターにグラフィティをボム - エキサイトニュース>
路地裏で売られていたテントやLEDライト。
安いのでついつい足を止めて見てしまいます。
なんとなく防災グッズっぽいアイテムが多く売られていたのは東日本大地震を受けてのことなんでしょうきっと。
「秋葉原いって何が楽しいの?」
と聞かれることがあるんですが
「ぶらぶらして街を眺めてるだけでも楽しい」
と答えても、
「はっ?」
という反応が大体帰ってきます。
でもそれは、秋葉原で扱われているアイテムや
壁に張り出されている大きな広告などの意味が分からないからで
要は街の文化に理解が無いからそこのところがわからないのだと思われます。
電子工作とか
オーディオとか
電気機器・AV用品ですとか漫画アニメだったりゲームだったりアイドルだったり、
なにかそういった物のオタク的素養があれば
秋葉原という街はおもちゃ箱をそのまま街のサイズまで拡大したような街で
これ以上面白いところは日本中どこにもないと言っても過言ではないでしょう。
土日には12時~18時の間、歩行者天国が復活していたり。
それでもパフォーマンスは禁止されていて
かつての狂乱に近い喧騒とはやはり別物の感があります。
夜には例にもれず減灯が行われており
煌くネオンも影を(光を?)ひそめておりました。
冒頭のラジオ会館も
本来はビル前のネオンがピカピカと華々しいのですが
光はともされていませんでした。
地震の影響がこの街にも垣間見え、短い時間でも訪れられてよかったです。