さよなラジオ会館
画像はラジオ会館。
ビルの左側に垂れ幕がかかっているように
今年の夏の改築というか取り壊しが決まっています。
一応建て替えの話自体は昨年の秋頃から出ていました。
<秋葉原ラジオ会館が建て直しで解体へ 「アトレの悪夢がよぎります」 - アキバBlog>
1962年建設で、建てられてからほとんど50年経って老朽化が目立ってきていたみたい。
耐震性の問題もあるしねえ。
先日の大地震でご覧のとおり壁の至る所にヒビが…。
これでは建て替えもやむなしか、と否が応にも思わせられます。
そんなわけで
ラジオ会館の2階にはこんなスペースができていました。
「ラジオ会館さよなら!!ウォール」と名付けられたスペースには
両サイドの壁に写真家(?)の方が取ったアーティスティックなラジオ会館の写真と、
中央のボードには訪れた方からラジオ会館へのメッセージがびっしりと書かれています。
ちなみに自分でもこっそりメッセージを残してきました。
スペースが殆ど無くて困った。
どのメッセージを見ても
ラジオ会館にたくさんの思い出や強い思い入れがあることが伝わってきます。
本当は夜になると
この写真のようにネオンが目に痛いくらい光り輝いているのですが
例にもれずこのネオンも節電のため消されていました。
夏、建て替える前にもう一度くらい光らせて欲しいですね。
この「ラジオ会館」で取材をしたことがあります。
その際の記事がこちら↓
<秋葉原文化考「アキバ座談会で秋葉原を語り尽くす!」 - R25,jp>
懐かしい。
ラジオ会館の最上階には貸し会議室みたいなスペースがあって
その横には白い砂利と松の木のある日本庭園(?)みたいなものもあったりして
その写真も撮ったはずなんですが探しても見つからない。
まぁいいか。
秋葉原の電気街口を降りたところに直ぐある大きなビルで
秋葉原の「面白い」をぎゅっと凝縮したような「秋葉原の顔」とも言える建物だったので
それが取り壊されてしまうのはいかにもさみしいですが
やはりこれも時代の流れというもので致し方のないことです。
特に秋葉原は、常に変わり続けている街ですので、ある種無常観というようなものが
この街のエッセンスともなっています。
街が変わっても人が変わらなければ秋葉原は秋葉原であり続けると信じていますよ。
羯諦羯諦。波羅羯諦。
東京に遊びに行った際にはやはりまた訪れたい。