明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

岩瀬ヒストリックカーフェスに行ってきました

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先週の日曜日に行われた
「岩瀬ヒストリックカーフェス2011」という古い車のイベントに行ってきました。

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会場は富山競輪場の奥にあるイベントスペース。
写真は富山競輪場の駐車場。遠くに見えるベージュの建物が競輪場の本体です。
ですから写真は当然旧車ではなく、あたりを普通に走っている今車です。

この日は場外車券売り場にもなっていて
この「ヒストリックカーフェス」に訪れる人と競輪を楽しむ人で
駐車場はなかなかに混雑していました。

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会場内に入ると
古い車がズラリと並んでいます。
雰囲気としてはまぁ駐車場のような感じと思ってもらえれば間違いは無いです。

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中には屋台も出てたりして
ちょっとしたお祭り気分が楽しめます。
買ったのは氷見牛の串焼き(400円だったかな?)。

今その場で焼いているのが欲しかったですが
既に焼かれて山積みになっていたものを手渡されてしまったので
思ったほどおいしくありませんでした。
片手がふさがるので写真はピンぼけするし…もう!

でもこの青空の下食べる串焼きに味のことなんか言っちゃいけないぜ。
あと写真が上手に撮れないのは自分の腕のせいです。

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会場内には年代物の車がゴロゴロと転がっています。
いや駐車されているので転がってはいないのですがズラズラと並んで止まっています。

写真はポルシェ911って車だと思われますが乗ったことが無いので自信がありません。
グランツーリスモでなら運転したことあるんですがね。
エンジンが後ろに付いてるもんで高速域になるとスピンしまくります。
ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ、と言われても仕方がありません。

漫画『湾岸ミッドナイト』でいま主人公?のノブが乗ってる車かしらん。
年代によって何代目というのが分かれているらしいのですが
デザインがほとんど変わっていないようなので外からの見た目でははっきり言ってよくわかりません。

蛙みたいな愛嬌のある顔をしていますよね。

さらに歩いて行くと…

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おっ! あの後ろ姿は~!

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チンクチェント!
FIAT500という車の旧車のもので
どこかで見たことがあるような… という人も多いのではないかと思います。

というのも・・・

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この『ルパン三世 カリオストロの城』冒頭に出てくる
あの有名なカーチェイスシーン
で使われている車だからです。

色が赤なのが惜しい!
ちっちゃくて丸っこくてかわいらしいですよね。

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イタリア車なので当然左ハンドル。
引っ張るとジェットエンジンのようなターボが発動する秘密のレバー…は、ついてません。

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キャンバストップで屋根をオープンに出来るのです。
一説によると排気量が500ccしかない車ですから
屋根の鉄を減らして布にすることで少しでも車重を減らして
パワーウェイトレシオを良くしたいがための苦肉の軽量化策であるとかないとか。
(エンジンの騒音を外に逃す為の策でもあったようです。ただしソースはWikipedia

はっきり言って雨が多くて湿度の高い富山県には向かないですね(笑)。
イタリアの太陽と温暖な気候とマンマ・ミーア気質が生んだ車と言っても過言ではないでしょう。
きっと。

キャンバストップだからこそ

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↑次元のこういうアクションができたり…

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ルパン「サイナラ、サイナラ~」

というラストシーンができたりしたのですから
やはりこの大きな穴の開いた屋根は必要でしたでしょう。
ちゃっかり手を振ってる五右衛門がかわいい。

今乗ってるミニを買う前はこちらのチンクも買いたいと思ってました。
ですが調べるうちにちょっとミニなど比じゃないくらいの古さと壊れやすさが身上のようで
断念しました。

いっぺん運転してみたいですね。
いっぺんでいいのですが。

会場には他にも珍しい車や希少な車が並び

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「日本車唯一のボンドカー」トヨタ2000GT

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所さんも乗ってるACコブラという車も並んでいました。
ちなみにどちらもお値段数千万円…。
走る住宅ローンと呼び声の高い車たちです。

しかしどうですかこの曲線美!

この立体的な美しい曲線をこの完成度で掘り上げたものは
(自動車)史上この時代までありませんでしたし、
今となってはやはり実現されません。

ですからこの時代のこの車たちには特殊の魅力と価値があるのだと思います。
商業デザインの一箇の到達点であると言っていい美しさがあります。
眼福。

昔の車って、ボディラインが曲線的で
大衆車であれば丸っぽく温かみがあり
スポーツカーであれば女性の体を思い起こさせるようなスレンダーな流線型を描いていて
どれも今の車のつまらないデザインとは一線を画する魅力に溢れています。

今の車って家電みたいなデザインが多くないですか?

上の富山競輪場の駐車場に並んだ車を改めて見てみると・・・。
なんとも無個性でつまらないデザインばかりじゃないですか。
今の車のデザインって近未来感を出すために
常により直線的に、鋭角的に、ソリッドに、無機質になるように進化してきているように思います。

そんな没個性なデザインの車に囲まれて暮らしているいるなか
丸と曲線で構成された昔懐かしいデザインの車を見ると
なんだかほっとする気分になりますね。

というようなことを思って半ば無理矢理友達を引き連れていったのですが
友人らは完全に興味がない死んだ目をしていましたね。

確かに気温も暑かった!
夏の暑さがぶり返したような日の昼下がり、気温は30度を超えていたと思います。
そんななか空腹のまま無理矢理に富山の岩瀬くんだりまでつれられてきて
自分は全くと言っていいほど興味のない旧車を見せつけられているのだから
目から光が消え失せるのも致し方のないことかと思います。

それでもこれらの車たちと今乗っている自分の車が血統的につながっているという実感が得られたり
(まさに友人が乗っているライフの旧車があったり
友人が乗っているレガシィの会社の伝説的車種スバル360があったりしたのです)
知的好奇心が刺激されたりするのではないか
自分と同じような感慨をいだいてくれるのではないかと淡い期待を込めて連行していったのですが。

ほっとするような気分になりませんでしたかね。
なりませんですか。
そうですか。

というわけで無理矢理連れていった友人たちよごめんなさい。
僕は楽しかったです。