明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

映画『ステキな金縛り』見てきました

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三谷幸喜監督・脚本の映画『ステキな金縛り』を見てきました。

■感想

「容疑者の体に一晩中乗っかってた幽霊を裁判の証人として連れてくる」という設定だけでもう面白い。
上映時間が2時間半くらいあるのかな?
長さが気にならないドタバタ裁判コメディ映画でした。

上映前にテレビゲームを映画化した『逆転裁判』の予告編が流れていたのですが
それよりも『逆転裁判』的な映画と思います。
濃いキャラクターが次々と登場して裁判をめちゃくちゃにしていくところや
裁判長のノリが軽いところとか
異議あり!」って検事と弁護士がやり合うところとか。

最後までクスクスニヤニヤ笑いながら見られました。

ただまあ「幽霊が出廷する裁判」という時点でわかるところなのですが
『それでも僕はやってない』のように現実の裁判を丁寧に再現してはおらず、
現実の裁判とはちょっと違う…というか、かけ離れたといってもいい裁判描写で
そこんところのリアリティは無いといっても過言ではありません。

これは想像なんですが
ゲーム『逆転裁判』を三谷幸喜がプレイして
「なんだこのゲームおもしれえな! でも俺が脚本して映画にするならこうするな!」
という感想を持ってそれを出発点として作られた映画なのではないか、もしそうだとしたら面白いなと思った。

そう思うくらいなんか似てるんすよね。
まあ「コメディチックな裁判モノ」っていう大枠だけで似てしまうというところはあるんですが。

設定やセリフのやりとりや役者さんのつい笑ってしまう演技や画面作りも含めて徹頭徹尾三谷節です。
三谷作品が好きなら安心して見られるし
あんまり合わない人には合わない。
と思います。

キャラクターを立ててそれをガンガン画面に投入して
そいつらが巻き起こすドタバタを詳細に見て話が本筋からズレてテンポが悪くなることも厭わずに
細かいネタを仕込みまくっていくというのがひとつ作り方かもしれないですね。
なんつうか映画通、とか言われる部類の本格指向の人には嫌われる要素かもしれない。
俺は好きですが。

不満な点としては最後の方がなんかグダグダんなることです。
まあ序盤から道中をめちゃくちゃな設定で
「なんだこれどうなるんだwwww」と笑わせる映画ですからそのラストがまともにまとめられるはずもない。
「どうするんだこれwww」と笑ってしまうくらいのハチャメチャな展開は大体どうにもならないものですね。

あと草彅くんが出るとなんかすごいね。
画面を支配してしまう存在感があるね。
ちょい役といっていい役なのに印象に残ります。
三谷映画に出たのって初めてじゃないかしら。でもまあSMAPではシンゴーシンゴーが有頂天ホテル出てましたしね。

面白かったです。


■ごく個人的な感想。

深津絵里が可愛い。
新人?弁護士の役で主人公なのですが
かわいいです。
調べたら78年の早生まれなのですが新人弁護士でも全然いけるやん!

・個人的には『ザ・マジックアワー』の方が好きかなー。
あれも「本物の殺し屋に間違えられた役者が殺しを依頼される」という、
設定だけで「なにそれ面白そう」と思える映画でしたね。

・ポップコーンを食べる音ってうるさい?
普段は買わないポップコーンを買って食べたのですが
アレを噛むときの音ってどれほど周りに響いてるんでしょうか…。
自分の口内ではカシュカシュ結構大きな音がしているように聞こえます。
それが周りに響いて辺りの人の鑑賞を邪魔することになってはいないか心配でした。
「画面で大きな音(BGMや効果音やセリフ)が鳴っているときだけ噛む」という自分ルールを作り食べてましたが。
果たして。


以上。
あと今やってる映画では『マネーボール』というメジャーリーグの映画も見たいのです。
今度の1日に見ようかな。