明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

高岡市美術館の松原秀典原画展見てきました

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なんか福光町出身のアニメーターさんの原画展を高岡市美術館でやっていたので
見に行って来ました。
いまは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』を作るスタジオのカラーに所属しているんだとか。

ゲーム『サクラ大戦』や映画『とある飛空士への追憶』、『ヱヴァ新劇』などを手がけた方らしいです。
でもって高岡市がその人にご当地キャラクターを作って! とお願いしたのに合せてのイベントみたい。

中は当然撮影禁止でしたが
いろんな作品の生イラストや、アニメの原画が展示されています。

しかしまあただ本当に「置いてある」といった残念な感じで
この原画がどのような工程を経てどのようにアニメになっていくのか、
アニメを作る工程の中で「原画」というのがどれほど重要な位置を占めるものなのか
ひいてはこの松原秀典さんがどれほどすごい人なのかというようなことについてはあまり解説がなく
そこはかとなく官製イベントのおざなり感がしました。

展示はもっとやりようがあったはずで
例えば脚本(紙)→コンテ(紙)→原画(紙)→動画(紙)→アニメ(実際のシーンをモニタで放映)と展示して
アニメが出来るまでの一連の流れをわかるようにしたり。
動画用紙は複製でも良いので実際にさわれて、
ペラペラめくって「絵」が「動画」になる瞬間を体験できるようにしたり。
氷川竜介さんとかアニメ評論家みたいな人に解説パネルの文章をお願いするとかさ。
(まぁ予算の問題はあるでしょうが…その前におそらくそういうことは思いつきもしまい)

有名な人でなくても、元のアニメの概要についてでなくて
この松原秀典さんという人が描いたそのアニメのイラストについて
平易な解説パネルというのが欲しかったように思います。

個々の作品についての通り一遍の解説はありましたが
そうでなくて
このイラスト一枚がその作品の中でどういった意味合いを持つものなのかということですとか
イラストを描いたときの心境とかどうしてこういう構図にしたかなど作品について本人のプロっぽいコメントとか
知らない人でもそれを見て「ほぉーっ」と感心したり
「やっぱりプロはすごい!」と感動を覚えたりできる
、鑑賞を深める解説というのがね
足りなかったように思いますね。

個人的には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のアスカが
エレベーターでひとりで喋って準備するシーンの原画が一番印象に残りました。
見た映画ですのでね。

「見たことがあるアニメの素」を見られるというのなら良いのですが
その点『サクラ大戦』シリーズはやったことがないからさほど感動がなかったんですよね…。
そう思うとやはりアニメを観ない人が、珍しいものやっていると聞いて来てしまったら
あまり楽しめないと思います。

いやそういう感じのお客さんも結構居たんですよ小さいお子さん(4歳くらい)を連れて家族できていたり。
なにしろイベントの少ない富山県のことですのでな。
ちょっと珍しいものがあると聞くとホイホイいってしまう傾向にあります。

そして!

実はここからが本題! かもしれない。


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高岡~新湊を走る路面電車万葉線

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こういった原画展をPRするためのラッピングが施されているものにも
乗って来ました。

さらにこの電車には…

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じゃん。
土日限定でコスプレのアテンダントさんが乗車しているのです。

(※撮影できるか聞いたら意外にも大丈夫でした。
ただ走行中はバランスを崩したりして危ないのでご遠慮くださいとのこと。
写真はそのようにバランスを崩して慌てて手すりにつかまるの図)


ヱヴァンゲリヲン』に出てくるマリと女芸人・稲垣早希のコスプレですね(違

で、手にはチラシを持っているんですが、取り立てて積極的に配ったり案内をするということもなく。
うーん君たち何のために居るの、お人形さんなの。というかんじ。
聞いたらまぁぶっちゃけ短期のバイトだそうです。

隣に立ってた社員さんは基本的に仏頂面で
自分でもイベントを積極的に楽しもう、楽しんでもらおうという気概が感じられませんでしたのが残念ですね。
基本的には女の子2人と男性1人が3人してボーと立っているだけ。
ここにも官製イベントのおざなりな感じが。しました。

原画展は3月4日まで毎日、コスプレ電車は3月3日と4日の土日に再びやるそうです。
行きたい方はお急ぎで!