車が(また)ぶっ壊れた話とその応急処置の話。
画像は愛車のローバーミニちゃん。
雪道は正直つらい。
昨年末。
ちょうどクリスマス・イブの日に仕事で福井へ行きました。
愛車の93年式ローバーミニに乗って行ったのですが、途中でエンジンに異常が発生。
1速から2速に上げると、何かが引っかかったように回転数が上がらず
アクセルを踏み込んでもタコメーターの針はすぐにしゅんと下がってしまいます。
まぁ古い車になので故障はよくあること。
慌てず騒がず何度かエンジンをかけ直したり
ギアチェンジをするときの回転数を色々と変えてみたりしてやってみても、ダメ。
速度も10~20km/hほどしか出ず、国道8号で立ち往生してしまう形に。
ひとまずハザードを焚き停車し、エンジンルームを開けてみると…わぁビックリ。
エンジンについているパーツを支えている土台の金具がポッキリ折れていました。
ははぁ土台が折れたことでこのパーツ(イグニッションコイル)がうまく動かず、それでスピードが出ないのだな。
これはダメだと保険屋にロードサービスを頼もうと電話したところ
「いまはどこの工場も手一杯ですね。工場へ持って行っても、年内の修理は無理」
と、この寒空のようにつれない答え。
えっマジで…。
刻々と時間は過ぎていくし、仕事もあるし、何より車を直さないと福井県から帰れません。
やだ寒い。
クリスマスなのに。
車が壊れた上に修理もできないし動かせないし雪は降ってくるし車内はどんどん寒くなる。
少し泣きたくなりました。
ケータイで調べてみると運よく近くにホームセンターがあることを発見!
裏の細い道から時速20km以下でじりじりと駐車場に滑りこみ
アロンアルファとガムテープを購入(あわせて450円くらい)。
アロンアルファを金具に塗ってピタリとくっつけてしばし待ち
くっついたところでガムテープで補強。
これが今できることの全てで、現状での最高の応急処置でした。
くっつけました。
直りました。
土台が折れてるだけなのでパーツに被害はなく
要するに固定さえしてやれば正常に働いてくれるようです。
その日はそれでなんとか富山まで帰れたのですが、いかんせん応急処置。
次の日アッサリと再び故障。
こんな修理じゃダメかなー… ダメかもなー… ダメやろなー…と思ってはいたのですが。
ダメでした。案の定。
アロンアルファは振動に耐え切れず、剥離。
補強のガムテープも部品が入り組んだ狭いエンジンルーム内のことで
巻きつけるようにして貼ったガムテープの中で隙間ができズレてしまいます。
ええい畜生かくなる上は!
ということで、現状がこれです。
結索バンドでぎゅっと金具を締め付けた上、木工用ボンドで固定。
貼り付けるだけのアロンアルファより
周りも固めてしまう木工用ボンドの方が、多少は振動にも強いようです。
とりあえずこれでなんとかまともに動いているので、もう少ししたらミニ屋に持ち込みます。
本当は金具を再び溶接してしまえれば一番いいだろうと思うのですが。
さすがに溶接は機械も技術も無いのです。
でもすごいよね。
木工用ボンドってエンジンにも使えるんだね。
つまりエンジンは木工。
そんな結論。