秋葉原チチブデンキ前のおでん缶
寒いし喉も乾いたしお腹も減ったし…
という状態で秋葉原をウロウロしていた時に思い出した。
「そうだ秋葉原にはおでんがあるじゃないか、缶詰のおでん缶があるじゃないか」。
場所は中央通りから一本外れたチチブデンキの前。
自動販売機は今でもあるかしらん、と行ってみたら果たしてありました。
料金は300円。
お金を食に使いたくないもっと他の買い物に使いたい秋葉原ならではのリーズナブルソウルフード。
特に寒い季節はホカホカ温かいこのホット缶が嬉しいものです。
プルトップの蓋はもちろん缶切り入らずでパカっと開きます。
フタを開けるとこんな感じ。
牛すじ・ちくわ・大根・こんにゃく・さつまあげ・うずら卵・結びこんにゃくが入っています。
味がしっかり染みてておいしいです。
最初に串を確保してその串で他の具も食べるのがよさそう…というより、他の食べ方は思いつきません。
具を食べ尽くしたら最後はおつゆもグイッと飲み干します。
あたたか~い。
(夏場はコールドでダシ一気を楽しめます)
かつて
「この街には“食欲”というものが欠乏している気がする」
と『孤独のグルメ』のゴローちゃんに言われた頃とは打って変わって
今ではカレー屋さんや牛丼屋が並び、UDXには小洒落たレストランなどもたくさんあって
秋葉原にもすっかりたくさんの飲食店が充実していますが
かつて本当に電気屋ばっかりしか無かった頃には
このチチブデンキ前のおでん缶が秋葉原を訪れる人達の主食だったと聞きます。
たしかに300円で結構満腹感もあり、ダシがあるので喉の渇きも癒されて
これはつまり秋葉原で買い物をするための高機能性食品なのだなあと実感したりしました。
HPが回復した! という感じがありますね。
また食べたいな。