明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

映画『フライト』みてきた

イメージ 1

画像は映画『フライト』オフィシャルサイトトップページ
あらすじが面白そうだったので見て来ました。

以下はあらすじと感想。
ネタバレが含まれますので読むのは自己責任でね。


●あらすじ

空軍出身の旅客機パイロットの主人公・ウィトカー。
中型旅客機を操縦中、エンジントラブルで操縦不能に陥り、不時着する。
曲芸飛行のような超絶テクニックで多くの人命を救った機長として一躍時の人となるが
事故後の血液検査でアルコールが検出される。

人命を救ったヒーローか、事故の原因を生んだ犯罪者か――。

デンゼル・ワシントン主演。
アカデミー賞主演男優賞脚本賞ノミネート


●感想

あのー、というわけでこういう↑なあらすじを見て見に行ったので
最初は「事故と事件の真相をめぐるサスペンスドラマ」かと思って観に行ったんですよね。
『24』とかアメリカドラマ的なハラハラ映画と思って。

そしたら違いました。

もちろん途中にそういう要素はありますが
映画のテーマとしてはアルコール中毒とその患者にまつわるヒューマンドラマ。
結局この機長がアル中でヤク中なんですよ!

なんだそりゃ! って思うでしょう!

真相も何も
酔っぱらい状態で飛行機を操縦していたのは事実で
仮に超絶飛行で人命を多く救っていたとしても
その時点で完全にアウトなんですよ!

いやまぁ
アウトならアウトで
「このダメ機長を(やったことは凄いことなので)いかにごまかしヒーローに仕立てるか」
というコメディチックな方向に持っていくのかとおもいきや
そういうわけでもないんですよ!

で、結論から言うとこの映画のテーマは
「アルコールってダメだよね」
みたいなことなんですよ。

…知らんわ!

最初からそういう映画だという気持ちで観に行っていれば、それはそれでいいんでしょうが。
こちとら『24』的とか法廷映画的なサスペンスハラハラを楽しむつもりでいっていますから
今そんなまっとうな説教臭いこと言われても困るわ!
っていう。

あとアル中についてはすごく主人公もその他の人も責められて
「アル中を治したいサークルに入ったほうがいいんじゃない?」って勧められたりするんですが
ヤク中についてはいいのかよ!

ドラッグだよ!? ドラッグ! おーくーすーりー!!



イメージ 2




アルコールについては「人生をダメにしかねない極悪なやつ」扱いなのに
ドラッグについては「最高にハイってやつさぁ!」くらいの軽い感じ。
二日酔いを治すためにドラッグの売人が呼ばれて
「こいつとこいつを合わせて飲め。鼻からだ」とかカッコイイ扱い。

えっそんな感じでいいの?

まぁコレは逆に
「合法になってるけどアルコールだって本質的にはドラッグと一緒だよね」
という主張のための演出なのかもしれませんが。
(紀元前から連綿と続く飲酒の習慣と化学ドラッグが一緒だとは全く思いませんが)

あるいはアメリカの話なので
アルコール中毒っていうのがドラッグ中毒と併発している人が多くて
日本より深刻な社会問題となっているのかもしれません(推測)。

アルコールとドラッグについての日本人の感覚とは、やはり差を感じました。
っていうか飛行機のパイロットに搭乗前にアルコールチェックすら無いのってマジかよ。
車を運転しながらがぶがぶビール飲んでたり。
文化の違いってやつなんでしょうか…。

とにかくなんだかこう
感動ヒューマンドラマ要素と
そういう、二日酔いを治すためにコカインを使うようなオモシロ映画要素が混ざっていて
どっちつかずな感じがありました。

どちらかと言えば後者の要素にもっと振って欲しかった。

というわけで、なんだかモヤっとする部分は残りましたが
演出やストーリー自体は考えられているので
中だるみはするものの最後までちゃんと見られました。

ただまぁ、一生懸命どうしても映画館に行って見なければならない、という映画でも
ございませんと思います。


●その他の瑣末な感想

( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!
・最初っからおっぱいがでてきました
・PG-12なのはなんでだろうと思っていたらこれか!
・むしろおっぱいが本番
・最初は驚きましたが、最後まで見たらなんだかモヤットな感じが残るので
. おっぱいに頼るのもさもありなんと思わなくもなかった
アメリカ映画の由美かおる要素が楽しめるという意味では、少し面白い。