明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

サンデー読んだら野島伸司が漫画描いてた

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画像はWEBサンデーから。
今週発売の『週刊少年サンデー』新連載の漫画『NOBELU -演-』ていうやつ。

主人公の両親が離婚して母親の勧めで(強制的に)子役プロダクションに入れられて
学校ではイジメられつつ芸能界(子役プロダクション)でのし上がっていきたいなー
なんかそのための特集能力っぽいもの(?)も発動しちゃったし。

っていうストーリーなんだけど
これが読んだあとに気づいたら原作・野島伸司なんですよ!

えーと野島伸司ってピンと来る人と来ない人がいると思うんですけど

< 野島伸司 - Wikipedia >

元々はテレビドラマの脚本家の人で、Wikipediaをざっと見ただけで

101回目のプロポーズとか『高校教師』とか『一つ屋根の下』とか
『聖者の行進』とか薔薇のない花屋とか

ヒット作をこれでもかと生み出していて
内容もこう、社会派というかイジメやら社会問題を取り入れたハードな脚本が有名な人です。

実力も実績もある大物脚本家が漫画原作をやるってだけでもトピックなんですが
その内容も子役が主人公の芸能界モノってことで
リアリティのある内容になってくるんじゃないでしょうか。

(母親が「フクくんとか芦田マナちゃんとかは稼いでるんだからお前も働け」つって
. 主人公を子役プロダクションに放り込んだり
. プロダクション側はレッスン費と言って親から搾取しまくってたり、いろいろ面白い)

それでいて(おそらく本当は違うのだと思いますが)子役プロダクションの中で
ジャージの色で露骨にランク分けされていたり(稼げる子役は銀、稼げないのは茶のジャージ)
こう、少年誌的レベルアップの要素を作っていたり
ただテレビドラマを漫画でやるだけじゃない工夫が感じられます。

両親が離婚して母親が「私は働けないから。働く気もないから(テヘペロ」といったり
(やっぱり)イジメがあったりしてキッツイ内容もあるんですが
何よりこの第一回でインパクトがあったのは

主人公が同級生のイジワル女子からイジメられる
一部の人にはご褒美になってしまうような
例のシーン。
(ネタバレになるので詳述はしません)

新連載1回目でこれをやるか…! とおののきました。
最初の「ツカミ」がなにより大事だと分かっている原作者ならではのシーンだと思います。
実際、1話目を読み終わったあとはやっぱり続きが気になりましたもん。

他のどのシーンも「次はどうなるんだろう」と思わせられる展開が続き
普通の漫画以上に、物語の構成や展開を作る教科書にもなるかもしれません。

とりあえずこの1話目に関しては
さすが野島伸司と言っていい内容になっていたと思います。


テレビドラマは大抵1クールで終わるのが決まっているけど
漫画はそうではありません。
野島伸司的にはもう着地点というか、最終回までのあらすじができてるのかなー?

来週も読みます。

[追記]
クラブサンデーで1話が無料で読めるようになっているのでリンク。
5月27日まで!