漫画界に謎の落語ブーム
画像はアフタヌーン連載の秋山はる・『こたつやみかん』。
最近やたらと「落語」の漫画を見かけます。
「このマンガがすごい!」女性編でランクインしていた『昭和元禄落語心中』や
ビッグコミックオリジナルで連載中の尾瀬あきら作『どうらく息子』、
少し前にマガジンでやっていた『ラクゴモン』
あとまぁ久米田康治原作の『じょしらく』なんてのもあります。
当たり外れも多い中で
この『こたつやみかん』が、面白い。のです。
あらすじとしてはこのメガネをかけた落語オタクの気弱な女子高生が
高校に「落語部」(落研)を作ろうと奮闘するってな序盤。
(単行本1巻が今月22日に発売になってます)。
アニメ化だったりドラマ化はしたことのない漫画家で一般的知名度は低いのですが
神社漫画『すずめすずなり』やゆるくない百合漫画『オクターヴ』など
一流の漫画読み漫画通にはそこそこ知名度のある実力ある漫画家さんなので
気弱で根暗で友達のいない主人公が、落語を通じて自分を出せるようになったり
友だちが増えたりと、成長していくさまが丁寧に、そしてコミカルに描かれています。
『昭和元禄落語心中』なんかもそうですが
落語漫画はテーマが落語なだけあって
テンポの良いネーム(セリフ)が多くて読んでて楽しいです。
声に出して読みたい漫画。
なんかこう、知りたくても深く知らない日本文化を知る切っ掛けになりそうで
そういった意味でも楽しみなんですよね、落語漫画。
落語もなー、なにかきっかけがあれば一度見てみたいとは思っているのですが。
ありません、きっかけが。
乞う、きっかけ。