映画『不都合な真実』見た
画像は『不都合な真実』特設サイト。
こないだDVDで見ました。
●内容
地球は温暖化していますよ。
大気中のCO2濃度の増加と平均気温・海面水温の上昇には明確な相関関係が現れてますよ。
アメリカは京都議定書に批准していませんよ。マジF●●Kじゃね。
というようなことを、アメリカ人向けに大変わかり易くまとめた講演を映像化した
ドキュメンタリ映画です。
講演をしているアルゴアさんは元アメリカ副大統領で
ジョージ・ブッシュと熾烈な選挙戦を行った末、一瞬「アルゴア勝利」と出たのですが
投票用紙の数え直しをして最終的に負けた…というなんだか不憫な経歴の持ち主でもあります。
●感想
CO2出さないようにしなきゃ(使命感)。
(笑)。
この『不都合な真実』という本/映画に対しては
中で語っている個々の内容について「科学的根拠に乏しい」という疑義や
懐疑論が出されたりしていますが
(例)35の不都合な真実
大筋では「CO2の増加が平均気温の増加の主な原因である」っていうのは
間違いではないと思いますよ。
あのーちょっと穿った見方をすると
コレはアメリカの(アル・ゴアの)プロパガンダ(宣伝)映画なんですよね。
自分の主義主張を映画にしてわかりやすく多くの観客に訴求するという。
広告を映画にするってーのはいかにもアメリカらしいなあと思うんですが
例えば第2次大戦中なんかは数多くの戦争賛美映画が作られたりして
歴史を見ていくとなかなか奥深そうなジャンルでもあります。
で、何が言いたいかというと
プロパガンダ映画ってやる気が出ますね! やっぱり!
わかりやすく、ドラマチックに、アメリカの優れた演出で
「コレコレこういうことが原因だから、克服のためにはアレをああしなさい!」
っていうのをこれ以上なくダイレクトに、具体的に伝えてくれていますからね。
そういう風に言われたら「じゃあいつやるの!」っていう気分に。
なりますよね。
やたらモチベーション高まるというか、高揚するというか、洗脳されているというか。
これは戦時中のプロパガンダ映画もそりゃ効果ありますわ…と実感しました。
身振り手振りを交えたアルゴアさんの熱気ある喋り方も実にエネルギーに溢れていて
プレゼンとか人前に出て発表することが苦手な人には
教材としてもいい映画だと思います。
何しろ一瞬アメリカ大統領になった人のスピーチですから!
それだけでも一見の価値ありですよ。
あと「アルゴア」で検索したら…
ブッシュの顔www
米国民のなかでは「アホ大統領」の名をほしいままにしたジョージ・ブッシュですが
こういう扱いになるんなら素直にアルゴア大統領でよかったんじゃないかと
今更思ってもしかたのないことを
思います。