明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

グランフォンドの記憶3

イメージ 1

今日も引き続き「グランフォンド富山2013」の思い出。

画像は第2チェックポイントの八尾のなんか公民館? 的な建物。
砺波市から八尾市に抜ける山道を上がったり下がったりしながらようやく辿り着く場所なので
結構疲れています

ここでは

イメージ 2

タダとんじる!
タダおこわ!
タダ漬け物!


がいただけました。
あとなんかそうめんみたいなものもあったんですが
おこわを食べたらお腹いっぱいになったのでもらいませんでした。

写真がなんか雑なのはこれは体力がなくなってて
ちょっと気の利いた写真にする元気すらなかった証拠ですね。

ここまでで約80kmくらいで、懸念の峠越えもなんとかクリア。
あとは下るだけだー と思っていたのですが
ここからも結構登りがありしんどかった。

ここに至るまでに、ごく小さな尖った小石をタイヤで踏みつけてしまい
パンクするという小さなアクシデントがありました。

パンク修理は自己責任で行わなくてはならず
替えのチューブと空気ボンベは持って行っていたのでなんとか修理できましたが
コースをズレて修理している横を他の参加者がガンガン追い抜いていくのは
やや恥ずかしかったですね。

コースは常願寺川を渡り
富山湾に向かって標高的には下りつつ
緯度的には北上していくという言葉の上下関係がやや混乱する感じになっていくのですが
この常願寺川沿いの道がとても気持ちよかったですね。

車もおらず
道はごくなだらかな下り道になり
土手には鮮やかな黄色の花が咲いていたりなんかして。

日射しは強いものの穏やかに風が吹いていて
過度な運動と紫外線で軽く炎症を起こしているだろう火照った体と肌を
気遣うように冷ましてくれたり。

自転車たのしい。

素直にそう思える時間と風景が過ぎていきました。

いや、まぁ、これは今振り返って思い出しているからいいところだけ思い出すのであって
実際に走ってる時は

「なんで俺は… こんな… ツライことを… やって… いるんだ… ろうね…」


っていう、脳内思考も息絶え絶えになってしまうような疲労感がありましたけどね。

そんなわけでなんとかかんとかゴール。
ゴールの前には富山競輪場のバンク(コース)を一周してから
再びスタート地点に戻ります。

すり鉢状になっているバンクの斜めになっているところをちょっと登ってみようかと思いましたが
前に行く人がそれをやっていて
「のぼらないでくださーい」と係の人に注意されているのを見て、やめました。

なんでもそのバンクを普通に走行するには時速40km/hくらいで走らないと
重力に負けてアリジゴクの中心に吸い込まれていくように
坂道から落ちてしまうそうです。
平地で本気で漕げば40km/hくらいは出ますが
それをどれだけ維持できるかはわかりませんですね。

最初は競輪場内にゴールがあるのかと思っていたので
やっとゴールだー! と思ってからまた競輪場の外までコースが続いていて
あれっ騙された… という感じになりましたけどね。

ゴールの瞬間、風船を膨らますようにして作られるゲートをくぐると
やはり格別の感慨というか

ああああああああああああああああああー……
終わった……。

という、言葉にならない充足感というか安堵感というか満足感というか幸福感というか
そういう、高揚感よりも「ほっとする感じ」の感情を取り混ぜたもので満たされました。
温泉につかったときに嘆息する感じ。
長い道のりを経てゴールという安息の地に無事辿りつけた喜びがありました。

やっぱりこう、普段の常識にない限界を超えた時の感情というのは
普通使う言葉だけでは表せないものになりますね。

その、言葉を超えたところにあるもの。
言葉で表せる常識的範囲の外側にあるもの。
そこにたどり着くためにはもう、かなり、普通の自分ではできないことをしなければならないもの。
そういうものを手に入れられるというのは、とてもよいものですね。


イメージ 3

ゴール後には新川牧場で作るミルクを使ったタダアイスが! 配られていました。
一緒に付いているのは富山名物白えびせんべい
チョコレートチップの入ったものをいただきました。

一緒にうどんも配っていたのですが

イメージ 4

これくらい行列していたのでタダうどんは諦めました。
うどん食いたかったなーうどん。

さらに、なんと富山競輪場さんのご好意で!

イメージ 5

選手宿舎の大浴場を使わせてもらうことができました(!)。
おおっ… これは、レアな体験…。レア浴場…。レア入浴…。
競輪選手でもないのに競輪場宿舎の風呂に入ったことのある人なんてそうそう居ないでしょう!

予想以上に中も広々していて、ちょっとした銭湯くらいの広さはありました。
さらに浴場内には…

「おっ!サウナまであるじゃん!」

と喜び勇んで入ってみると…

「で、電源が入ってない…」

あのー、あれですね、温まっていないサウナはなんだかとても寒々しく感じますね。
あと扉を開けて入ってそしてそのまま出てくる時の気恥ずかしさね。

や、まぁほんとに、お風呂を借りれるだけでとても嬉しかったのでね。
サウナは電源入れると電気代か石油代かわからないけど、コストが掛かりますからね。
富山競輪場さんありがとうございました(大声)。


そしてひとっ風呂浴びて、一緒に出場していたTTR君とメシでも食っていこうということになり
最初はケンミンショーでも紹介されたキリン飯店の中華丼にしようとしたのですが
残念ながらお店がお昼休み中で開いてませんでした。

なので

イメージ 6

富山駅北にあるまるたかや本店!

イメージ 7

ラーメン+ライス+餃子のセットを食べて帰りました。
途中ドラッグストアにてアミノ酸を購入し、ラーメン屋のお冷で飲み下し。
アミノ酸を飲むと疲れが残らないらしいですよ。

この、まるたかやのラーメンって、特別インパクトのある味じゃないんですけど
食べると「うんうん、この味」と落ち着ける、ほっとする味のラーメンなんで結構好きです。
なにがこの味なんだかわかりませんが。

ただ餃子はイマイチでしたね。
今度は頼まなくていいや。

で、ここまで読まれた方はなんとなくわかるかもしれませんが
頼んだはいいけどなんかお腹いっぱいで、あんまり食欲がわかなかったんですよね。
アレだけ運動したのに。

まぁ最初からバナナやらアンパンやら食べて、なんだかずっと食べ続けてた感すらあり
(実は書かなかった最後のチェックポイントでもバナナを食べコーラを飲んでいる
もちろん自転車を漕いでるのでカロリーは消化しているのはずなのですが
なんか内臓が疲れてる…。モノを口に入れるのがおっくうな状態に。

うーむ「カラダが疲れすぎて食欲が無い」なんて結構初体験。
部活やっていたときはいくら疲れていてもメシは入りましたからね。
これも加齢の仕業でしょう。ひどい話だ。
しかも家帰って体重はかってみたら、普通に朝より増えてましたからね。ひどい話だ。

というわけでまるたかやでTTRくんとは別れ
家に帰ってそのまま着替え、庄川観光祭の夜高引き回しになだれ込んで逝きました。
「逝きました」というのは今変換して現れた誤変換ですが
あながち誤りともいえません。

びゃあくたびれた。
来年もまた出たいな。
ミドルコースのトップ集団はなんでも
平地ではだいたい30km/h、山の登りでも20km/hくらいで漕いでいた
TTRくんが言っていたので、来年はちょっとトレーニングをしてから参加したい。

や、まぁ平地を時速30km/hというのは別にそうそう無理な速度でもないんですけど
そのペースで走って最後まで体力が持つかという不安がありましたからね。
温存していたんですよ! 計画的に! 体力のご利用は計画的にってことですよ!
(誰に対してのいいわけだ)。

ていうか山登りを20km/hは無理やろ…と思うのですが。
自転車のトレーニング方法もよくわからない。
ただひたすら長い距離を漕ぐだけでいいのだろうか。
研究の余地ありです。