明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

非破壊スキャナ「Scan Snap SV600」がすごそう

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画像はPFUという会社の新型スキャナ「SV600」。
これがねーちょっと前にヤフートピックスに出てたんですけど
結構すごいんですよね。

< 書籍流通に大波乱か、非破壊スキャン機が登場 - yahoo.co.jp >

画像もここから。
何がすごいかっていうのがピンとこない方もいらっしゃるかと思いますが
これまで本のページをスキャンして自家電子書籍化する際には
本の「背」の部分をカットして一枚一枚ペラペラの紙束にしないといけなかったんです。
それが

>非破壊スキャンですから、図書館や友人間で本を借りたり、
>新刊書を買ってスキャンして直ぐに売り払ったりできます。
>レンタル店でCDを借りて、音楽のコピーを作るのは当たり前になっています。
>それが書籍で可能になる事態です。


というのが「ヤバイ」という方向性に一番伝わる部分でしょうか。

< 話題の非破壊型スキャナ、ScanSnap SV600に触れた - ITmedia >

具体的にどういうふうに使うかというのは↑こちら。
実際に使っているところの動画が何本か上がっています。
ページをめくると自動で検知してスキャンを始めてくれたり。

おおっなるほどこれはいい…。

これまで自炊(「自分で吸い出す(=電子化する)」の略)作業のなかで
「裁断」という設備的にも手間的にも時間的にも大変だった作業がなくなるというのは
これまで手間が嫌で「自炊」に消極的だった人も簡単に自炊ができるようになるかもしれない
ちょっと画期的なことです。

まず単純にこれが民生品として出てくるのがすごいなーと思ったので。
でもまぁ、多分俺は使わないなあと思ったことを書いておきます。
とりあえず「漫画」に絞った内容で。

いま「auブックパス」というauが提供する電子書籍販売サイトが
一部のサービスを7月末まで無料で使えるようになってるんです。
なので登録してちょこちょこDLしたり使ってみたんですが…。

やっぱりスマホの画面って、漫画1ページを読むにはツライですわ。

使ってるスマホHTCのButterflyという現行の中では最大級の画面を誇るものなんですが
これでもやっぱりつらい!

手塚マンガが結構(『火の鳥』から『きりひと讃歌』、『落盤』などいろいろ)無料DLできて
初めて『火の鳥』を通して読んだりしたんですが
どんなスマホの画面でも、文庫サイズより2回りほど小さいんですよね!

こんな感じ↓

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(文庫は『パタリロ! 48巻』)。
比べると文庫本のページのほうが1.5倍くらい大きいでしょうか。
まぁ1冊、2冊読む程度なら平気で読めるんですが
火の鳥』のように大長編大河ロマン漫画になるとツライものがあります。ありました。
電池もすぐなくなるし…。

タブレットPCがあればまた違うのでしょうが
とりあえずスマホしか持っていないので
まず電子書籍を読むのに適した機器を持っていない」というのが
電子書籍を使わないだろうなと思う理由の1点め。

(もちろんスキャンした画像ならPCでも見られるんですが
. PCって基本的にそういう「ただ画像を見る」作業に向いてないと思います。
. テレビで2時間映画見るのは楽ですが、PCで見るとなんかツライってことありますよね)。

そしてその「auブックパス」で、無料で読める1巻が面白かったので
まんまと有料の2巻と3巻を買ってしまった漫画もあるのですが
バーズコミックス・玉置勉強『彼女のひとりぐらし』
電話料金とまとめて請求で実際にお金を支払ってないし
手元に単行本という「モノ」が手に入らないのでそこはかとない物足りなさがあります

10年くらいまえにたしか『現代用語の基礎知識』かなにかで
ゲームアナリストの平林久和さんが
オンラインゲームだかゲームのダウンロード販売について書いたコラムで

人間には『所有欲』があるが、『利用欲』という言葉はない。
. 同じデータを手に入れる作業でも、CD-Rを手に入れるのとないのでは違う」

みたいなことを書かれていてそうだその通りだと思いました。
電子書籍もコレと同じで
確かに単行本に書かれている内容と同じものを読んだはずなのに
なぜかどこか物足りないという感じが残ってしまう
んですね。

個人的な嗜好もあるでしょうが、これが2点め。
(これは一旦本を買ってからの「自炊」とは事情が異なりますが…)

なのでまぁ、個人的にはこのスキャンが販売されても
買うことはないですし自炊生活になるわけでもないです。
技術的に「おーすごい」と思ったので書きたかっただけで。

ただまぁ、あれば便利だとは思うんですよ。

なにしろ部屋に過去2年分くらいの月刊『アフタヌーン』が溜まっていて
これが捨てられないのは中に載ってる漫画をたまに読み返したくなったりするのと
単行本にならないくらいにすぐ終わっちゃう短期連載とか
単行本だとカラーページがモノクロになっちゃったりしているので
雑誌は雑誌でとっておきたい派、なんですよね。

ですがこれがめんどくさい「裁断」なしで電子化保存できるということであればそれをして
邪魔なこの古雑誌は晴れて資源ごみに出すことも可能になりますしね。

というわけでまとめとしては

スキャナが進化しててすごい! でも自分は買わないし使わない! でもすごいなあ。 

ということですね。

なんというか論旨にバシッと筋が通っていなくて
我ながら切れ味悪いグダグダな内容でしたな。

え、いつものこと?


それは…


えらいすんまへん…。