八雲立つ
というわけで先月の「神在月」に島根県に行った時の話なんですけどね。
(でも神様は旧暦で動いているから本当は11月の今こそ「神在月」の本番だという話も)
台風の影響が危ぶまれましたが
ちょうど過ぎ去ったところでずっといい天気でした。
これは出雲大社の近く。
これは宍道湖。
なんか道の駅でカヌーやスワンボートが借りられるようですよ。
楽しそう。
それにしても、こう青空の中に
雲がちょうどよく浮かんでくるのを見ると自然と「八雲立つ」という言葉が浮かんできましたね。
そして浮かんだはいいけどどういう意味かよくわからなかったので調べてみると
(せいぜい「空に雲が浮かんでいてきれいだよ」くらいの意味と思っていました)
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を
という和歌の言葉だったんですね。
現代語にすると
雲が何重にも立ちのぼる――雲が湧き出るという名の出雲の国に、八重垣を巡らすように、雲が立ちのぼる。
妻を籠らすために、俺は宮殿に何重もの垣を作ったけど、ちょうどその八重垣を巡らしたようになあ。
という意味の、スサノオノミコトによる日本最古の和歌ということで
しかも読まれたのが出雲の国=島根県!
おおっ…。
我ながらナイス思い浮かび。
ひょっとすると、神話の時代からこの地域では
いかにも歌に読みたくなるような美しい雲が浮かんでいたのかもしれませんね。
ちなみに歌と解釈はこちらから引用。
水がきれいですね。
宍道湖といえばしじみが有名ですが
「これ掘ったらしじみ出てくるんじゃねえの」
ひとかき、ふたかき、軽く砂を掘ってみたところ…
ほんとに出ました!
宍道湖すげえ。
国産! 天然! しじみ!
我々世代はしじみが体にいいって知ってますからね~。
まあ、こんな小さなしじみが1個あってもしょうがないのでそのまま埋め戻しましたが。笑。
今回はしじみ汁を食べられなかったので
また機会があれば食べてみなければ。
くふふふぅ~ ↑