どじょうすくい饅頭
画像は島根県名物「どじょうすくい饅頭」。
なんともユーモラスなパッケージの銘菓です。
あっどじょうすくいの「箕」ってそっちを下にして使うものなのね…。
箱を開けると…
可愛い饅頭が2つ入っています。
もちろん個数は沢山入っている物もありましたが
自分で食べるので、2個だけのものを買いました。
パッケージを剥ぐとこんなん。
丸坊主ですね。
なんとなく立体的な形はひょっとこのお面をイメージしたものなのでしょうか。
味はといえば、まあ、実にオーソドックスな饅頭の味。
「ひよこ」です。
しかし形からいえば「ひよこ」というより「ひよ(っと)こ」。笑。
安心感のある、自分で食べても、他人にあげても、何の心配もない味わいです。
こういうご当地饅頭とでも言うべきおみやげ物は、いかにもどこにでもありそうで
とはいえおみやげを開発生産する人の気持ちを考えると
「あまりにもベタすぎるだろう……」
と二の足を踏む様子がありありと思い浮かびます。
もうちょっとこう、なにか工夫をしないといけないだろう、とか。
もうちょっとこう、特産品を原材料に入れ込まないといけないんじゃないか、とか。
ついそういうことを考えてしまいがちですよね。
もちろんそれは悪いことではないですが
そうなると、結果的に、ちょっと一捻りをしたつもりの
ひょっとすると味に合わない特産品をむやみに使った何かができてしまい
結果的に、どこか雰囲気の似通った、退屈なお土産物が並ぶという事になってしまいがちです。
そんな中で
この、オーソドックスかつ、マンネリ上等、そして安心感あるトラデショナルマンジュウは
とてもよいですね。
(オーソドックスな味の饅頭とはいえ、形がひょっとこだったり、包装紙が手ぬぐい柄になっていたり、工夫がないわけではなく、むしろ気の利いたデザインになっているのもステキです)
「○○(何か名物的要素)」+「THE・饅頭」というだけのストレートなおみやげ。
実にシンプルかつイーズィーで、良い。
こういう「○○まんじゅう」、日本の伝統として次代に残したい…ですね。
言い過ぎか。 ^^;