出雲そば祭で出雲そば
島根の話。
いったときたまたま、出雲大社の直ぐ側で「そば祭」的なイベントをやっていました。
せっかくなので「出雲そば」を食べなければ…
いただいた出雲そばはこちrなお「羽根屋」さん。
イベントスペースにずらりとならんだテントの奥に…
こんなかんじで調理ブースが用意されていて
その中でそばを打ったり茹でたりしています。
名物料理なのに安いのがいいですね。
ひょっとしたらこれはこのイベントの価格だったのかもしれませんが…
なにしろ頼んだのがこちら(写真は2人前)。
600円の「割子そば」。
なんでも、出雲では、このように蕎麦の器が三段重なって出されるのが特徴だそうですよ。
そして
つゆを一番上のそばにぶっかけて
次は少し汚いようですがそのつゆを2段目のそばにぶっかけ
最後は3段めのそばにぶっかける… とこう、次々流していくことで
旨みが増す……
ということらしいです。
つゆは味が濃い目でしっかりとした歯ごたえの蕎麦によく合いました。
蕎麦はさっぱりしてるのはいいですが
一人前じゃ全然お腹が膨れないのが問題ですね……。
というわけで2軒目も食べました。
全国から集まった蕎麦屋の中から選んだのは…
富山県八尾市の蕎麦。
うーん地元びいき。
八尾では、「八尾在来種そば」というのをごくわずかに栽培していて
それで打った蕎麦をごく少ない蕎麦屋で味わうことができます。
やはり食べてみると、普通のそばより風味が濃く、そばの麺に甘みと粘り気のある
一風変わった味がして面白いですよ。
ちょっとオクラを食べているような……水溶性の食物繊維感があります。
…というわけで、出雲で出雲蕎麦(と、八尾蕎麦)を堪能しました。
したのですが、実は……
さらに参道の帰り道で、ぜんざいも食べてしまうという暴挙。
うーむ…。
食い過ぎですな。
そりゃお腹の調子も悪くなりますわ。
神さまの所業と自分の内臓具合というのは
どちらも自分の随意にできない人知外のことであるという点において共通しているので
実は、食べ過ぎない、「暴食」を控えるというのは
その人知外に対して謙虚にいる、慎まやかに居るという点で共通しているのだ……
なんてことも思う。
とにかく神在月の島根県にいると、なんでも神様に関連付けて考えずに入られない
空気が神気に満ちている土地と、時間なのでありました。