若鶴ひやおろし
画像は富山県砺波市の地酒「若鶴」のひやおろし2本セット。
なんだか11月、12月、1月のそれぞれ中旬に2本ずつ買えるセット商品というのがあって
それを注文してみました。
注文しておくと近所の酒屋さんに届き
先日その11月分が届いたという連絡がありましたのでそれを取りに行きました。
11月は「秋上がり」という本醸造酒と
富山県産酒造米「雄山錦」を使った名前もそのままの純米酒。
ウキウキしながら箱を開けると……
ほいっ。
こんなかんじで能書きがついていました。
冷酒、ひや、ぬる燗で飲めと書いてあります。
熱燗はダメよと。
ええ… 寒いのになあ…。
ビンのラベルも凝っていて
「蔵人絵巻」という版画? で、どうやら酒造りの行程を描いているようです。
その一は「選米と精米」…。
あたんまえですが、酒はコメからできるのですね。
一本は「雄山錦」というコメを使っているということで
コメの違いを意識しながら日本酒を飲んだことなんてありませんが。
やっぱり他のものとは味が変わるのでしょうか……。
そしてその二は「ひねりもち」。
米を蒸したもの「蒸米」の蒸しあがり具合を確かめるために
板の上でこねくり回して餅状にするそうです。
なんだかそれだけでも美味しそうね。
昨日の肴はマダラの白子。
小さく切った白子に、柚子の皮とネギを乗せて、ポン酢をかけただけのものです。
まったりとしたこの味わいは冬の風物詩ですね。
ひやりと冷たいこの肴には、やっぱり熱燗がよく合います。
お酒に「ぬる燗にしてね♪」と書いてあるのでぬる燗でほどほどに。
醸造酒、純米酒ともにコクよりもキレを重視した味わいと言った感じで
ヒュッと来てスッと喉を過ぎていきます。
開栓後1~2日すると適度に酸化するのか
味も開いているような感じがありました。
透明感のある素直な味わいのこのお酒には
いっそイワナの塩焼きとか唐揚げとか鮎の天ぷらとか
スッキリ白い川魚のほうが合うのかも。
例の「雄山錦」の純米酒の方も
こっちのほうがおいしいなー というのがわかるくらいで
コメの違いは… わかりませんね! 笑。
だって飲んでいるのはコメじゃなくて酒だもの。
それに考えてみれば、元のコメの状態だってコシヒカリとササニシキを、じゃあ
食べてどっちがどうとかわかるかと言われればわからないもの。
ご飯の状態ですらわからないのに
酒になってしまってどっちがどのコメだなんていわれてもわかる道理はありませんよ。
最終的にできあがったものがおいしい。
それだけでよし!
来月と再来月も届く予定なのでいまから楽しみです。