若鶴酒造限定ひやおろし12月分
先月から始まった若鶴酒造
さーて今月の若鶴さんは~?
純米吟醸山田錦と、本醸造干支ラベルの二本立て!
吟醸の方は今月もこのクソ寒いのに「常温か冷やして飲め」と書いてありますよ。
今の常温は冷やして飲むのと同義なんじゃ!
本醸造の方は……「熱燗◎」! 「ぬる燗」でも◎!!
えらいなあ。
熱燗にして飲めないような日本酒が日本酒だっていえんの?
多少造りが丁寧で米も削りまくってお高く作られてるのかもしんねえけどよお
熱燗ですよ、熱燗。
日本酒といえば熱燗!
日本酒→熱燗!
これは
佐々木→フォーク
高津→シンカー
古田→メガネ
というくらい決まりきった勝利の方程式ですよ!
それがなんですかぁ…「ミーは高貴なお酒でおじゃるから冷やで飲んでおくんなまし、ボクー?」
ってか!
いくらいい酒だろうと、熱燗で飲めないような酒は酒じゃねえ!
ライスワインとでも名乗っていやがれ!
ええちくしょうめ、べらぼうめ!
味噌汁で顔を洗って熱燗で飲んでもうまい酒になって出直して来い!
以上は暴論である。
至極暴論である。
読者諸君はこういった勢いだけの暴論に耳を貸すことはどうかなさらないでいただきたい。
この構図はアレですよ
育ちがいいエリートメガネが野で仕事する陽焼けした肉体労働者の実務的マッチョメンに
「こんなセメント袋も持てねえのか! なんだなんだ~そのへっぴり腰は! もっとケツに力を入れんかい! こうだ! オラッ」
とこう… 現場で叩き上げられる的な…
男なら力持ちであるべきだ、体を使った仕事をするべきだ、額に汗して働くべきだという昭和的価値観でもって叱責されるというような…
そしてエリートメガネは苛立ちながらもその古い論にも古いだけに一理ある事を認めざるをえず
「ぐぬぬ…」と歯噛みしながらも一定の敬意を示すためにも特に言い返さないような…
という構図に似てますね。
『タイガーアンドバニー』で例えれば醸造酒の方がオッサンの虎徹で
エリートメガネの吟醸酒がバニーことバーナビーちゃん的な関係。
醸造酒虎徹は叱責しながらも社会的評価はエリート吟醸酒の方が高いことを知っているので
なお少しのやっかみをもってよりイヤミを言ってしまうけれども
それでいて吟醸酒バニーを冷やで飲んでみるとその澄んで美しい味わいに実力を感じて
吟醸酒バニーはバニーで、冷えきった体に沸騰寸前に熱した熱燗を流し込んだときの
体の芯を貫いて湧き上がってくるような熱さ、体の底からの熱さに包まれる感じを満たして
なんだかんだあって最終的に互いに認め合って仲良くなるという…
あのー… そういうやつ。
何言ってんだこいつ。
今日寝てないんだよね。
酒で腐的な妄想をするのはよくないですね。
お腐れ様はお酒にとって縁起が悪いですから。
ていうか縁起とかじゃなくてもいろんな部分で悪ぃーよ。
主に書いてる俺の気持ちが悪いよ。
あとどうやら頭も悪い。
ハイこちらがエリート酒こと山田錦吟醸。
先月から続く「蔵人絵巻」シリーズのその三、「放冷」という様子が描かれています。
蒸し米を広げて適温に冷ます様子です。
こちらが虎徹の本醸造干支ラベル。
あっでもトラじゃなくてウマだったな…。
まぁいいや。
なにしろ演技のいいラベルですわ。
牛と午ってまぎらわしいよね。
お酒は飲んでいないので味の方はまだわかりません。
お正月に飲みます。
今日はちょっと悪ふざけが過ぎた。