新型新幹線 E7系に乗りました2
というわけで昨日に続き新幹線の話。
E7系に乗りました。
鼻先にボールを乗せたらコロコロ転がっていきそうな鼻っ面をしています。
グランクラスの入り口は
こちらも特別に装飾されています。
昔の電車は「一等」、「二等」、「三等」に分かれていたといいますが
現代にもそれが復活したと見ることもできるでしょう。
でもまぁJRの思惑的には
新幹線をただの「移動」ではなく
そこからすでにラグジュアリーな「観光」気分に浸らせて
よくある言い方をすれば付加価値を付けて料金を高くして稼ぐ、ということかと思われます。
じゃあ昔の「一等車」ていうのは別に高付加価値な席なわけでなかったのか?
単なるフカフカな席だっただけなのか?
女給さんの1人や2人いて、弁当の1つや2つあったのではないか?
一等車なんだから一等立派なサービス受けられるはずだがその内容はどうっだったのか?
といえば…それはちょっとわからない…わけで
そうなってくると
「明治期一等車と現代新幹線グランクラスの比較研究」
というテーマで鉄道史の1ページを埋めることができる
卒論の1本くらいは書けそうなテーマが浮かび上がってきます。
誰かやってください。
そんなわけで現代の三等車たる普通車のイスはこちら。
しっかりと固めで実用性ある感じが漂ってきます。
けどまあ新型車だしキレイで清潔感あります。
席自体は柔らかくないのですが
車両が静かで振動が少ないので全体の居住性はものすごく良いです。
新型車両っていいなあ… と、しみじみ思いますね。
年月が経ったときにどれだけ静音性や性能を維持できるかということが問題だとは思いますが。
JR西日本が所有する形になる「W7系」はこの「E7系」にさらに改良が加えられるのでしょうか。
同型車が先んじて実営業に使われるという貴重なデータがあるのですから
少しでもそれをまたフィードバックして完成してほしいものですが。
そんな悠長なこと言ってたら営業に間に合わなくなるのかな。
前面の板の説明書き。
枕を上下に動かすことができたり
コンセント(全席備え付け!)を使うことができるようです。
こちらがコンセントの穴、なのですが…
窓際の席用のものはこの、こう、下の部分にあって、しかもこう
ナナメに、下ナナメ向きにこう、ひさしのような部分が邪魔になっているので
ちょっと使うのに苦労します。
なんでもこのコンセントはケータイやせいぜいノートPCを使うくらいがせいぜいで
あまり電力を使う機器は使わないでください、とのことです。
ドライヤーとか使ったら多分ブレーカーが落ちるんでしょうね。
車内には防犯カメラも付いているようです。
こちらが防犯カメラ。
貴様ッ! 見ているな!
いやしかし実際、どこで何を見てるんでしょうね。
別に監視カメラではないからリアルタイムで見ているわけではなくて
何か事件等があった時のために録画しているだけくらいなのでしょうか。
このようにセキュリティが施された車両ですから
高度な現代化された新幹線で、車掌や運転士がどのように実務を行っているのか
昔とどこが違うのかなど興味がわきます。
車内販売が来たので駅弁とビール。
鶏めし弁当というのにしました。
新幹線の価値は駅弁をツマミにビールが飲めるという点に尽きるかもしれない。
中身はこんなん。
鶏そぼろのうえに鶏の照り焼き。
鶏オン鶏。
トリチンドリ(三気筒)。
普通にご飯を食べるとおかずとご飯のバランスでおかずが余るくらいの鶏っぷりです。
まぁビールを飲みながらなのでむしろツマミになって良かった。
普通にこの弁当食べるなら、白いおにぎり2個くらいあってちょうどかも。
しかし車内販売が来るまで30分くらいかかり
この電車に乗っている時間正味1時間のうち
30分程度で急いで弁当を食べなければならない。
新幹線乗ってる時って時間が加速しますよね。
弁当なんて食ってるヒマなくなっちゃうな!
北陸新幹線では東京~富山が2時間7分でついちゃうということなので
本当にあっという間についちゃいます。
駅弁(とビール)は事前に買っておくのがよいでしょうね。
長野→直江津→北陸本線、という順序で帰ったのですが
こちらは直江津までいくたしか「妙高」だったかな?
一応指定席の切符を取っておいたら
なんとこの車両俺ひとり! 貸し切り!
うーむなんと贅沢な…。
ある意味グランクラス。
なんか途中でスイッチバックで動いていたような気がします。
暗くて外がよく見えなかったのがちょっと残念ですが。
ああ~ようやく東京旅行分のめぼしい写真がひと通り終わった。