明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

奥飛騨クマ牧場行ってきた

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奥飛騨にはクマ牧場があるのです。
奥飛騨というのところは、日本でも有数の山岳地帯で
右を見ても左を見ても青い山、というようなところで、そういったところにはクマも豊富にいるだろうと
自然と思わせられるロケーションで、クマモンとかいうパチモンよりもよほど本物の迫力があるクマを
楽しむことができます。


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駐車場から見る景色はこんな感じ。
山がもりもりと緑を育てていて、なにも牧場なんて作らなくてもこのあたりを徘徊していれば
遠からずクマと遭遇できるのではないかと思わせられる環境のなかにその牧場はあります。

入り口でチケットを購入して建物に入ると


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早速クマがいます。
といっても、最初に出会うクマはぬいぐるみで、人間大のぬいぐるみが
気だるげな表情で出迎えてくれます。


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剥製もあります。
ツキノワグマホッキョクグマの剥製が来場者を待ち受けているので
いやがおうにも熊に対する期待値というのがぐんぐんと高まっていく気がする。


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この日は終了していましたが
お金を払えば子グマと一緒に写真を撮ることができるようです。
1枚1000円。

せ、千円か…。

けっこうアコギですね。
しかし彼ら(熊)にも生活かかかっているのですから、これくらいの値段はしかたがないでしょう。
学生時代に友人たちと行った秋葉原メイド喫茶て、メイドさんとプリクラを撮るのが
別料金1000円だったことを思い出さずにはいられません。

子グマもメイドもかわいいという点では一致している。

だってメイドに餌を投げつけて与えられるなら与えてみたいものだし
子グマがコーヒーやオムライスを給仕してくれるお店があるなら行ってみたいと思いますもんね。

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クマ。
こんなかんじで、クマがいます。
牧場にいるのはツキノワグマが主で、全部で数十頭のツキノワグマがいるようです。


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場内にはクマの餌を売る自動販売機があり、100円で1箱の餌を購入できます。


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自販機で買える餌はこんなの。
原材料はなにかわかりませんが、おそらく穀物が原料のペレットというか
クッキーのようなものが簡単な小箱に入って出てきます。

これをクマに見せると…

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「くれろくれろ」両手を合わせておがむのです。
クマがこちらに向いて頼むのです。

か…


か………


か……………………



かわゆ~~~い。




思わず顔もほころんで、ついつい餌をぶん投げまくってしまいます。
餌はこの場内で買うクッキーの他に、入り口でドライフルーツも買うことができ、そちらは200円。
マンゴーやレーズンなどが小さなセットになっていて、こちらもクマは喜んで食べます。
くまくま。



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ツキノワグマの性格は臆病で獰猛だそうです。
クマならいいけど、人間だったらあまり友達にはしたくないような面倒な性格をしていますね。
まぁクマだからいいですけどね。

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牧場にはヒグマもいて、ツキノワグマを見たあとに見ると改めてやはりヒグマは巨大で
動きものっそりとしてその四肢を動かすだけでもゆったりというかのたりというか
鷹揚としていてそこには強者の余裕というか、人間くらいの獲物なら
ワンパンで倒せるけんね、あたまからかぶりついてまるのみしてやるけんね…という迫力を感じます。

体重は350kgあるんですってよ。
ちょっとした象なら勝てるんじゃないですかね。
軽自動車くらいなら事故っても平気そう。

クマ牧場って初めて行ったんですが、言うほど牧場感はなく
わかりやすく言うとまぁクマしかいない動物園ですね。
それでいて獣臭というか獣臭さはハッキリとあり、なんというか
どこを見てもクマしかいないので、2時間も3時間も長居できるほどエキサイティングな施設ではありません。

入り口でドライフルーツ(200円)を買い、場内でクマのエサ(100円)を買ってそれぞれクマにぶん投げて
エサをあげていたのですがそれでも40分くらいで終わりましたからね。
食欲旺盛なクマたちが、両手を合わせて頼まれてしまったらそりゃポイポイあげちゃいますよね。

そうなるともう、あんな小箱のエサなんて瞬殺ですよ。パクパーク。

それでもこの施設に行く価値がないかというと、それは、あります。

だってクマかわいいもん!

こんなに生きて動いているクマを見られる施設は実はそうそうなくて
水浴びをしていたり、エサを奪い合うのかお気に入りの場所を奪い合うのかわからないけど
突如として喧嘩しだして激しく唸り声を上げて戦ったり逃げたりする熊を見るのは
おお、そうか、クマとはこのように生きているのか…という感慨を受けます。

設備は全てコンクリート造りで、本来クマが棲息する山とは全く異なる環境で
欧米の動物愛護団体あたりが見たら卒倒するかもしれない環境ではあるけれど
とにかくそこに数十頭のツキノワグマが共同生活(?)を営んでいて
それは奥飛騨の山奥にあって外界とは途絶、隔絶されたような雰囲気を持っていて
とにかくここはここの他には無い、独特のクマ世界が繰り広げられている。

クマ。
クマクマクマ。


のそのそと、モコモコと、ガウガウと動くクマたちをじっくり眺められる施設というのは
やはり日本全国を見渡しても貴重で、一見の価値はあります(二見の価値があるかどうかは人による)。

お近くを訪れる機会があれば是非どうぞ。
機会がなければ無理して訪れる必要は内容にも思えますが
近くにはいい温泉地やいろいろな施設もあったりしますので
一生に一回くらいは奥飛騨観光して良いと思います。