柿を食べています
画像は柿です。
このあいだ実家から送られてきました。
祖父の家にある柿の木からもがれたもので、この色ツヤを見ていると、ようやく、秋が来たという実感がわきます。
この見た目と香りが、視覚と嗅覚、そしてツルッとした皮やガサッとしたヘタの手触りが、ああ、そうか、秋が来たんだなということを実感させてくれます。
もちろん、食べるとなおさらです。
売り物ではない柿は、なにかにあたっていたあとなのか、虫が食ったのか、小さな「シミ」のような黒い点がいくつかあって、宝石のようにきれいということはないのですが、そのぶん、生命力というか、野生の感じ、そうだ、果物というのは、宝石でも干渉物でもなくて、これは植物なのだ、ひとつの生命体がつくった、生物にほかならないのだ…ということを感じさせてくれますね。
味も良くて、皮をきれいに拭いた後、そのままかぶりつくと、柿ってこんなに甘かったっけと少し驚くくらいの甘みと濃厚な香り。
鮮烈な秋がようやくやってきました。