「オブセ牛乳焼きドーナツ」なるお菓子が、うまい!
先日、実家の母から荷物が送られてきました。東京で一人暮らしをする俺のもとに、たまになんやかやの食べ物や救援物資を送ってくれるのです。
その中に入っていたのが、この「オブセ牛乳焼きドーナツ」。
オブセってのは長野県にある小布施という地名で、たしか栗が名産なはず。
直径約5センチくらいのドーナツ型のクッキーで、そのまま食べると、いかにもモソモソとした食感で口の中パッサパサになる感じ。うーん、なんともやるせないあじわい。おいしい乾パンというかね…。
これ、少しオーブンで炙ったらおいしいんじゃないかなぁ。
そう思いついたのが、われながらさすがの慧眼でした。
早速オーブントースターに放り込んで3分弱、ほんのりきつね色になるくらい焼いてみました。
そしたらこれがすさまじくウンメェ!
焼く前の、ナマのときは「もそ… もそ…」という、オカラを固めたような食感だったものが、なんということでしょう。
軽く火を通すことで、「サクッ、カリッ、ほんの少しふわっ」という、夢のような食感にうまれかわったではありませんか。
そして水を使わずにすべてをオブセ牛乳で練り込んだというミルクの香りが、なんとも香ばしく立ち上がります。
これは…デパートで買うクッキーの味…!
いや、この、いっさいの飾り気なく、実直で素朴な、自然な甘みと香りが作り上げる、あるがままのおいしさ。
甘すぎないにしっかりと小麦粉と牛乳の旨味があるから満足感がある。
こんなもの、デパートで買おうと思っても買えない、実に本質的な味わいがします。
こういうお菓子、買おうとしても、なかなかないんですよねえ…。
どれくらいオススメかというと、一度は別にふつうに食べきるつもりだったので、とくに写真も取らなかったのに、温めて食べた後はその美味しさに、おいしすぎて、開いている袋でも撮影して(1枚目の写真参照)ブログ記事を作るくらいオススメです。
自然派のあなたにも!
ぜひどうぞ。