明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

ウナギが食いたい、食ってない

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9月になったので、もう一年の3分の2が終わってしまったということになる。
ときの流れの速さに、ただただおののくばかりだ。
思い返せば今年の目標はいくつかあった。
「思いやりを持つ」ということもあったが、「いい店でウナギを食べる」というのもあった。
「いい店で」というのは、吉野家やイオンの大量消費ウナギではなくて、きちんとしたお店…簡単に言うと3000円以上するようなウナギ屋…で、きちんと仕事を施されたうなぎを食べるということだ。

そもそも絶滅危惧が叫ばれて久しいというのに、世間はどうも無関心にウナギを「消費」している感がある。
そこにウムム…と言いようのない思いを抱いていたのだけど、先日の週刊ビッグコミックスピリッツに、政治学者の白井聡という人が書いた、「ウナギと資本主義」というタイトルのコラムが掲載されていた。
いわく、「どんな駄ウナギでも値段がついて売られる土用の丑に嬉々としてウナギを食すオッチョコチョイども。しかし深い愛着を持つ一部の人よりも、何もわからない多数のオッチョコチョイ相手に商売をするほうが、資本主義としては正しいのである。資本にとっては愛着を持つ者など邪魔者に過ぎない…」
という論で、我が意を得たりの思いで膝を打った。
こういうことを声高に叫ぶ人がもっと出てきてもいい。