明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

寿がきやの辛辛魚ラーメン

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日中が暖かくになっていくに連れ、夜の寒さが際立つ。仕事から帰れば深夜の街はすっかり寝静まっていてアパートに戻っても食べるものはない。心も身体も冷え切った21世紀の深夜2時。骨まで凍えそうなハードボイルドさがある。こんな境遇のときは、ハンフリーボガードのようにハードボイルドを気取って夜を生き抜くしかない。そうするしかない。

温かいものが食べたい。そう思ってコンビニで手に取ったものが、これだ。
辛辛魚。
どう読めばいいのかわからない。しんしんぎょ、あるいは、からからうお。どちらにしてもやや間抜けな響きで、いささかハードボイルドさに欠ける気がしないでもない。

とにかく辛いものでも食べて元気を出さないと、心が凍死してしまう。温かいを超えた、熱いもの。口から日が吹き出そうな辛さ。

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お湯を注いで4分待って、後入れスープの色がエグい。赤い。ひたすら赤い。ドロッとした液体スープを入れた瞬間刺激臭が鼻をついた。オレンジ色の粉をすべて投入したらあまりの鮮やかさに目が驚いた。南国のフルーツ畑のようなカラフルさ(主に赤色)ではないか。

辛さはいかほどのものか…。麺をすする。太くて縮れていてうまい。そして、噂に違わず、期待を裏切らず、辛い。しっかりと辛い。けれどその中に旨味がある。魚介の確かな旨味を感じる。

ああ、だから辛辛魚…。

実はシンプルな名付けだったのだろう。辛くて辛くて、魚の旨味が生きている。辛さは中本の蒙古タンメン(これも辛くて有名)と同じくらい。

とにかく辛いラーメンでストロングゼロを飲み干して、空虚を抱いて寝た。ハードボイルドとは寂しいものだなあ。