明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

綿矢りさ『インストール』

イメージ 1

を読んだ。
学校に行く電車で『模倣犯』の三巻を読み終わってしまったので、帰りの電車の中で読む本を買う必要があった。
模倣犯』……続きが気になる……。

それはともかくとして『インストール』。
長編かと思ってたら短編の話だった。
表題の『インストール』と、物を人にあげる事でしか友情を保てないなんかりょなんとかとかいう人を
思い出しそうになる大学生の話『You can keep it.』が収録されてる。

南北線 本駒込飯田橋 西武池袋線直通有楽町線→富士見台
の約一時間の下校の間に読み終わっちゃいましたよ。

感想。
短かった、ってのもあって読みやすかった。
映画化もされてるけどあれたしか上戸彩主演だよね。はまり役だぁ。
小学生役は?神木隆之介くん?
まあいいか。

自分は何者かになれるはずだ、思春期お決まりの悩み。
「あなたの人生には目標が無い」
そう言われた主人公は登校拒否児童に。
捨てようとしていたパソコンを小学生に上げる。
そのパソコンで小学生と協力し、エロチャットのバイトをすることに。

学校へ行かずエロチャットですごす日々は、それなりに刺激的で楽しくもあったけれど。
不登校が親にもバレ、小学生の家に入り浸っていることも男の子の親にバレ、
二人のおかしな仕事と共同生活は終わる。
手に入ったのはバイト料30万円とたいせつな友達。

女子高生は、日常に帰る決意をする。

そんな話。
映画は面白そうだと思った。今度借りてみてみよう。
女の子の感じがすごくリアルって言うか生っぽいのはやっぱり作者の年齢のせい?
女子高生の描写というか表現が上手というか、的確というか、魅力的でした。