明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所

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こちら葛飾区亀有公園前派出所』。
言わずと知れたジャンプの御長寿漫画。
改めて書くと長いタイトルだなぁ……

そんでまぁ、画像の本。
こち亀』の連載30周年記念で製作された、
アンソロジー小説……な、ん、だ、け、ど……
昨日のほにゃ…本屋でみて驚いた。
豪華すぎるだろ!作家陣!常識的に考えて!!

池袋ウエストゲートパーク』『4TEEN』の石田衣良だの、
『ウブメの夏』とか『どすこい。』とかの京極夏彦だの、
『手紙』とか『容疑者Xの献身』の東野圭吾だの……
映画化だとかドラマ化だとか直木賞だとか、
とにかく有名どころ多すぎだろ!!
今野敏って人の作品は『山嵐』だけ読んだことあった。後で気づいたけど)
西郷四郎が主人公の柔道小説。嘉納治五郎先生の性格が素敵>『山嵐』)

後付を見ると『週間プレイボーイ』誌上で、
昨年秋ぐらいから連載されてたらしい。
ぜんぜん知らんかった……。
知ってたら読んでたよ。

それにしても……直木賞受賞作家がええと数えて……(後書きに各作者の代表作等の説明が書いてある)、
ご、5人!?
7人中5人が直木賞受賞者って……過半数以上かよ!
どんだけだよ!
これもうこの本、直木賞受賞作だってのとほぼ同じ意味だろ!!
もちろん他の二人も実力は折り紙付きの作家さんだし……。

そんな人たち7人の作品が揃って読めて、
これが1,000円(税抜き)だっていうんだから安すぎでしょうよどう考えても!
改めて思うけど『こち亀』ってすごい。

そんでもって、
後書きにも書いてあるけど、
この作家さんたちは「人を楽しませることの難しさ」を身に染みて知ってて、
その難しいことを30年も続けている秋元治さんと『こち亀』の凄さが誰よりもよくわかって、
その凄さへの尊敬があるからこそ、
この超豪華執筆陣が集まったんだろうと思う。

とりあえず石田衣良編『こち亀』から読んでみた。
池袋ウエストゲートパーク』の主人公・マコトと両さんが共演!
すげぇコラボ……。
しかも『池袋~』はマガジン誌上で朝基まさし(『サイコメトラーEIJI』の人)で
漫画化されたりしてて、
マコトをその人の絵で想像すると、
これまた掲載紙の枠さえ超えた夢のコラボ。
なんというか…両さんがしっかり石田衣良風味になってた(笑。

他の作品も、
作者それぞれの代表作からのキャラクターが両さんとからんでいたり、
京極夏彦は「『こち亀』全巻精読している」という程『こち亀』を愛していたり、
各作者がきちんと両さんとか『こち亀』キャラの性格を把握していて、
それぞれの世界観と『こち亀』の世界観を壊さないような話が、
こち亀 ア・ラ・カルト』とでも言わんばかりの読みやすさ(しかも作ってるのは超一流の腕前揃い)で、
7本も載ってるんですよ!!
こりゃすげえ。

もう一回言うけど、



こりゃすげえ。






念のためもう一回言うけど、







こりゃすげえ。