明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

『狼と香辛料』(電撃文庫・支倉凍砂)

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を読んだんすよ。

何週か前の読売新聞で、
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』の山田公認会計士が紹介してたので。

アニメ化もされてこないだまで放送してました。
狼と香辛料』(ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%BC%E3%81%A8%E9%A6%99%E8%BE%9B%E6%96%99
もう8巻まで出てるみたい。

中世ヨーロッパ風の世界を舞台に、
行商人ロレンスと、
土着の神・賢狼ホロが、
土地の銀貨の鋳造と買占めをめぐりひと儲けたくらんだりたくらまれたり。

読売新聞の解説を要約すると、
「経済の本質である“貨幣の取引”をストーリーに絡め、わかりやすく解説してあるのでビジネス書としても価値があるかもよ」
ぐらいの感じかしら。

あらすじ
ひとり立ちして7年になる、
なんとかいっぱしの行商人にはなったと自負している主人公ロレンス。
豊穣をもたらす土地神として崇められ、
土地に“縛り付けられていた”という、
狼の耳と尻尾を持つ娘・賢狼ホロ。

新しい農法が村を席巻し、
気まぐれな神として村人に疎まれ始めたホロは、
守り神をやめて生まれ故郷の北の森へ帰りたいという。

可憐ともいえる容姿の娘が狼神であるとにわかには信じられないロレンスだったが、
その耳と尻尾、
人間離れした“遠吠え”、
さらにホロが自分の腕を本来の姿――狼の前足に変えて見せたことで、
ロレンスはホロを賢狼ホロであると認め、
道中の連れとすることとなったのだったった。

“トレニー銀貨”を鋳なおすとかしないとかいう話が沸いて出て、
その情報を生かして一儲けするとかしないとか。
でもなんか嘘っぽい話だとか真実味があるとか。
人間の娘の姿をして入るものの、
狼の耳と尻尾を持つホロは教会に突き出されると異形の者として火あぶり間違いなしだとか。

ごめん途中からめんどくさくなったから正しいあらすじが知りたかったらウィキペディアでもみて。


感想を簡潔に述べると面白かった。
中世ヨーロッパ風の商売のやり取りの様子とか、
笑って嘘をつく商人同士の腹の探りあいとか、
急転直下するクライマックスとかね。

2時間でさらっと読み終わるほど読みやすくて、
読んでる途中はクスクス楽しく、
読後にはスッキリ爽快感があるという、
ライトノベル」の面目躍如とでもいうような作品でした。

ところで読売新聞の解説の冒頭
>近年、小説形式のビジネス書が増えている。
>親しみやすいというのが主な理由だと思うが、
>小説としての魅力に欠け、
>中途半端なものが多いのも事実である。
とありますが・・・

それって自分の『女子大生会計士 藤原萌実』シリーズのことでは・・・
http://www.amazon.co.jp/%E5%A5%B3%E5%AD%90%E5%A4%A7%E7%94%9F%E4%BC%9A%E8%A8%88%E5%A3%AB%E3%80%81%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E2%80%95%E8%97%A4%E5%8E%9F%E8%90%8C%E5%AE%9F%E3%81%A8%E8%AC%8E%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%88-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-37-7-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E7%9C%9F%E5%93%89/dp/4043767056/ref=sr_1_5?ie=UTF8&s=books&qid=1210522016&sr=8-5

何年か前(『さおだけ屋~』でブレイク前か直後)に読んだけど、
小説ともビジネス書ともつかない一冊でした。
面白ければまだよかったんだけど・・・