『半島を出よ』読んだ
というわけで画像は村上龍『半島を出よ』下巻。
表紙に乗っかっているカエルは本文中にもたびたび出てくるヤドクガエル。
表皮に強力な毒を持ったカエルですが、
なぜか原産地から別の場所へ持って来て飼育すると、
その毒が失われてしまうのだそう。
何かを暗示しているような気がしなくも無くも、ないですね。
さて、
昨日はさんざん焦らされたあげく、
テポドンは打ち上げられず、
誤報のみという空振りの結果に終わりましたが…
これ金正日は完全に日本と日本国民のリアクションを対岸から眺めて楽しんでますね笑。
いやもうほんとに…
しっかりしてください。
極限状態での誤報はいろいろと不幸な結果を招きますよ。
関東大震災で「朝鮮人が井戸に毒をまくかも」なんてデマがとびかって、
虐殺事件がおきたりね。
まぁラジオもない時代のことですから、
インターネットなどいろいろな情報インフラが整っている現代、
そんな全時代的なことは起きないでしょうけれど、
それでも政府に間違った情報を流されてしまっては、
困ります。
中韓ともに日本の誤報を信じてしまって、
中韓ともに
「発射されました!」
とニュースを放送してしまって
・・・(5分後)・・・
* *
* + うそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
となってたそうです。
全くもう。
ええとそれで『半島を出よ』の感想をガーと。
北朝鮮恐いお(´;ω;)ウッ
特殊部隊つえーマジつえー。
かなわん。
容赦ない。マジ容赦ないよ人を殺したり拷問したりするのに。
「慣れているのだ」
の一言で片付けられるけど、
そんなことに慣れる生活ってどんなんだよ怖いよ俺は虫を殺すのにも躊躇するよ…。
例えば特殊部隊が北九州の小島に上陸して、
最初に出会う離島の住民、いわば第一村人がいきなり目を突かれて絶命してしまいますよ。
疲れ目ならぬ突かれ目。
うわぁん。
『限りなく透明なブルー』に通底する迫力ある暴力描写が全編に生かされていて面白かった。
豊富な知識と綿密な取材に基づいた描写はリアリティがあって、
というかコレを書くのにどこにどんだけ取材が必要になるんだと想像することすら難しいような文章量。
まるで戦前の日本人兵士のような精神性を持つ北朝鮮兵士と、
平和ボケというか緊急事態のときにも弛緩しきった日本人の描写の対比が、
まぁわかりやすいんだけど、
実際日本人って有事の際みんなこんなもんだよなぁ…と思わせられる。
実際昨日もテポドンとんでくる予定だったけど花見してたしね。
全くあれこそ弛緩した日本人のいいサンプルです。
確かに桜はキレイだったけど、あれは風流ではないですね。
まぁ参加してた俺が言えるもんじゃないけど、
もう少しこう、
なんというか、
ねぇ。
静かに桜を愛でて移りゆく自然に思いを馳せて、
諸行無常の響きありな無常感というか、
年年歳歳人不同、年年歳歳花相似。的な、
をかしというか有意趣というか、
本来桜の花を眺めて感じるべきことを素直に感じるような行事にすることはできないのかしら。
ねぇ。
ああいや所詮一般人にはテポドンへの対処はどうしようもないのでそれはある意味仕方がないけれど、
桜の愛で方というか今の花見宴会はあまりにも花見の本質を見失っていないかという。
感傷。
酒飲んでたら腹も弛緩しました。
いかんともしがたい。
ええと何の話だ。
『半島を出よ』の話。
というわけで北朝鮮のコマンドーに占拠された福岡ドーム。
コマンドーたちは「反乱軍」とされ、
「北朝鮮軍」の侵略ではないので日本政府は反撃らしい反撃もできず、
福岡市民を人質に取られた形で、
福岡の封鎖、切り捨てを決定する。
福岡には北朝鮮部隊による軍政が敷かれ、
「犯罪者」の逮捕、財産の差し押さえが行われ、
逮捕者には厳しい収容所暮らしが強いられる。
日本が北朝鮮のようになっていく。
そして下巻へ…
くらいの流れです。
面白かった。
途中、描写がやったらくどいところもあったりして間延びする印象は否めませんが、
それでも下巻はほぼ一気読みしました。
血が…肉片が…脳漿が…的な描写があるのでそんなんに弱い人は注意が必要ですが、
むしろそんなノリが村上龍の小説の真骨頂のはずなのでまぁ諦めて。
やっぱり今読むとタイムリーでした。
雪山で『かまいたちの夜』をプレイするようなというか、
旅行先で紀行文を読むようなというか、
現実のシチュエーションが小説の中と通じるところがあると、
いろいろと楽しめる部分が出てくるというものです。
(今回はあんまり小説と現実とがリンクして欲しくないけれども)
開幕2戦目にしてスワローズが勝利!
勝利投手は2年目の由規! 今年こそ新人王だ!
がんばれっ!
平和な日常の中で野球が見られる幸せをかみしめつつ。
北朝鮮軍は半島を出てこないで。
半島に居よ。
表紙に乗っかっているカエルは本文中にもたびたび出てくるヤドクガエル。
表皮に強力な毒を持ったカエルですが、
なぜか原産地から別の場所へ持って来て飼育すると、
その毒が失われてしまうのだそう。
何かを暗示しているような気がしなくも無くも、ないですね。
さて、
昨日はさんざん焦らされたあげく、
テポドンは打ち上げられず、
誤報のみという空振りの結果に終わりましたが…
これ金正日は完全に日本と日本国民のリアクションを対岸から眺めて楽しんでますね笑。
いやもうほんとに…
しっかりしてください。
極限状態での誤報はいろいろと不幸な結果を招きますよ。
関東大震災で「朝鮮人が井戸に毒をまくかも」なんてデマがとびかって、
虐殺事件がおきたりね。
まぁラジオもない時代のことですから、
インターネットなどいろいろな情報インフラが整っている現代、
そんな全時代的なことは起きないでしょうけれど、
それでも政府に間違った情報を流されてしまっては、
困ります。
中韓ともに日本の誤報を信じてしまって、
中韓ともに
「発射されました!」
とニュースを放送してしまって
・・・(5分後)・・・
* *
* + うそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
となってたそうです。
全くもう。
ええとそれで『半島を出よ』の感想をガーと。
北朝鮮恐いお(´;ω;)ウッ
特殊部隊つえーマジつえー。
かなわん。
容赦ない。マジ容赦ないよ人を殺したり拷問したりするのに。
「慣れているのだ」
の一言で片付けられるけど、
そんなことに慣れる生活ってどんなんだよ怖いよ俺は虫を殺すのにも躊躇するよ…。
例えば特殊部隊が北九州の小島に上陸して、
最初に出会う離島の住民、いわば第一村人がいきなり目を突かれて絶命してしまいますよ。
疲れ目ならぬ突かれ目。
うわぁん。
『限りなく透明なブルー』に通底する迫力ある暴力描写が全編に生かされていて面白かった。
豊富な知識と綿密な取材に基づいた描写はリアリティがあって、
というかコレを書くのにどこにどんだけ取材が必要になるんだと想像することすら難しいような文章量。
まるで戦前の日本人兵士のような精神性を持つ北朝鮮兵士と、
平和ボケというか緊急事態のときにも弛緩しきった日本人の描写の対比が、
まぁわかりやすいんだけど、
実際日本人って有事の際みんなこんなもんだよなぁ…と思わせられる。
実際昨日もテポドンとんでくる予定だったけど花見してたしね。
全くあれこそ弛緩した日本人のいいサンプルです。
確かに桜はキレイだったけど、あれは風流ではないですね。
まぁ参加してた俺が言えるもんじゃないけど、
もう少しこう、
なんというか、
ねぇ。
静かに桜を愛でて移りゆく自然に思いを馳せて、
諸行無常の響きありな無常感というか、
年年歳歳人不同、年年歳歳花相似。的な、
をかしというか有意趣というか、
本来桜の花を眺めて感じるべきことを素直に感じるような行事にすることはできないのかしら。
ねぇ。
ああいや所詮一般人にはテポドンへの対処はどうしようもないのでそれはある意味仕方がないけれど、
桜の愛で方というか今の花見宴会はあまりにも花見の本質を見失っていないかという。
感傷。
酒飲んでたら腹も弛緩しました。
いかんともしがたい。
ええと何の話だ。
『半島を出よ』の話。
というわけで北朝鮮のコマンドーに占拠された福岡ドーム。
コマンドーたちは「反乱軍」とされ、
「北朝鮮軍」の侵略ではないので日本政府は反撃らしい反撃もできず、
福岡市民を人質に取られた形で、
福岡の封鎖、切り捨てを決定する。
福岡には北朝鮮部隊による軍政が敷かれ、
「犯罪者」の逮捕、財産の差し押さえが行われ、
逮捕者には厳しい収容所暮らしが強いられる。
日本が北朝鮮のようになっていく。
そして下巻へ…
くらいの流れです。
面白かった。
途中、描写がやったらくどいところもあったりして間延びする印象は否めませんが、
それでも下巻はほぼ一気読みしました。
血が…肉片が…脳漿が…的な描写があるのでそんなんに弱い人は注意が必要ですが、
むしろそんなノリが村上龍の小説の真骨頂のはずなのでまぁ諦めて。
やっぱり今読むとタイムリーでした。
雪山で『かまいたちの夜』をプレイするようなというか、
旅行先で紀行文を読むようなというか、
現実のシチュエーションが小説の中と通じるところがあると、
いろいろと楽しめる部分が出てくるというものです。
(今回はあんまり小説と現実とがリンクして欲しくないけれども)
開幕2戦目にしてスワローズが勝利!
勝利投手は2年目の由規! 今年こそ新人王だ!
がんばれっ!
平和な日常の中で野球が見られる幸せをかみしめつつ。
北朝鮮軍は半島を出てこないで。
半島に居よ。