大牧温泉周辺情報
「舟でしか行けない温泉」として有名な大牧温泉ですが
その周辺には当然温泉街や観光施設といったものはありません。
せいぜいあるのは水力を利用した発電所くらいのもの。
温泉宿から徒歩10分程度のところにあります。
まあ発電所を外から眺めたからといって全くどうということはないのですが
それでも大牧温泉が舟でしか行けないのなら
この大牧発電所だって「舟でしか行けない発電所」ということに!
なるのか!?
それでもまぁ
こんな間近で発電所や変電施設を見ることができると思えば
それはそれで珍しいかもしれない。
そして、一応念の為に言っておきますと
発電所を見ても別に面白くはないです。笑。
それでもそこまで歩いて行きたくなってしまうほど
旅館の中は特にやることがない! ということなのです。
いえもちろん温泉は素晴らしいお湯ですし
館内にはこれまで訪れた有名人の写真やサイン
片岡鶴太郎や泉椿魚という人の書画も飾ってあったりするのですが
まぁ1時間も見ればね… 十分ね… 大丈夫ですよね…。
大牧温泉から発電所へ行く途中には
「発電所前」という船着場の跡地も目にすることができます。
今は実際には使われていないようですが
これはこれで、廃墟マニアや廃駅マニアにはちょっと喜ばれそうなふぜい。
あとなんかよくわかんない白い花も咲いていました。
今ではインターネットで検索すればなんでも分かるというように思われがちですが
こういう草や花、木の種類などを調べるときはなかなかそれでも難しいです。
「白い花 春 山」とかで検索しても
それなりに山で春に咲く白い花が画面いっぱいに出てきて
どれがどれだかわかりませんよ。
この同定作業というのは非常に難しい物で
それだけに、苦労してそういう草花の種類を覚えた知識は
将来的にも価値が減ぜられることはなさそうです。
今時期そこらによく咲いているブドウみたいな草は
「ブドウムスカリ」、「ムスカリ」というのだと
今調べて知りました。
これくらい特徴があれば検索もしやすいんですけどね…。
あと大牧温泉の話に戻ると
検索しようにもケータイの電波も届かないから検索のしようがねーの!笑
というわけで周辺には全く何もない大牧温泉なのですが
山と川と草花と、何ならついでに発電所もある…
と思えば、むしろ楽しい温泉なのではないでしょうか。
でも冬季はたぶん発電所へ行くのも大変そう。