明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

セルフレジは客を馬鹿にしている

近所のスーパーのレジがセルフレジに変わった。
商品のバーコードをチェックする係はこれまで通り店員が行い、客はこれまでのレジの次に新たに設置されたセルフレジで、表示された金額を自動販売機のようして支払う。
商品のチェック(バーコードを「ピッ」って読み込ませる)をやるのは店員だから、完全なセルフレジというより、半セルフレジと言ったほうがいいのかもしれないけど。

全国でどれだけのお店がこういった設備を導入しているのかわからないが、初期投資が必要とは言え、効率化や人件費の削減といった観点から、取り入れる店舗は少なくないだろう。
とくに東京では、パートタイマーやアルバイトの人材が枯渇気味で、バイトですら時給1000円がスタンダードラインになりつつあると聞く。
となれば、経営判断として、機械化と省力化は必然の要求でもあろう。

だがしかし。
ちょっと待てと言いたい。
これまで店側が行っていた会計作業を、いわば客に押し付けて、客は逆に仕事を押し付けられて、黙って言いなりになれというのか。

あまりに、経営者側のメリットしか考えられていないのではないか。
もちろん、機械にお金を入れてお釣りを受け取るだけの作業が、大変だと言う気はない。しかし、なにかい。最近のお店はお金を受け取ることも手間だって言うのかと。なめてんのかと。仕事をなんだと思っているんだと。お前らが今まで「笑顔の接客を心がけます!」とか「愛情あふれる感謝の気持ち」みたいなことをお題目にやってきていたはずの、接客というのは、すぐさま機械にすげかえて、それで客に何も、ツーンとすました顔でなんの説明もなく機会に取って変える、そういうものだったのかと。これは、客を馬鹿にしている行為にほかならないと。率直に言ってわたしは感じました。

そう文句を言っても、まさかスーパーがこの設置した機械を取り外すわけもないのだけど、ただ、設置された初日に、いつものとおりにレジのおばちゃんにお金を払おうとして「あ、セルフレジになったので後はご自分でお願いします」と言われるがままに、それを使ったとき、虚をつかれて、面食らって、なんだかムカッと感じたということを、書き付けておかなければならない。俺はこう感じたということを、忘れないうちに、自分自身が慣れて忘れてしまわないうちに、そのときだけの気持ちを、書き残しておかなくてはならない。

一生に一度の、これまでレジといえば人間がやる仕事だと思っていた男が、これからどんどんセルフレジが一般化していくだろう世の中で、初めてその存在に触れたときの反発と嫌悪感を、貴重なものとして記録して置かなければならないという気がした。

客を人間扱いしないレジマシーンめ、テメェ、なめるなよ。




追伸
実際に使っていたら1週間どころか2日で慣れた。