明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

映画『ダウントンアビー』感想

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映画『ダウントンアビー』を観た。
イギリス製作、日本ではNHKで2011年から(そんなに前だったか)放送されていた20世紀初頭のイギリスを舞台にしたドラマ、その映画版。
シーズン3までは一通り観たけどシーズン4は観なかった。

だから映画も一部わからないところはあったけど、シーズン3までの知識でもなんとか楽しく見られたのでよかった。

ストーリーの大きな展開としては、英国王夫妻が地方貴族の屋敷であるダウントンアビーに泊まりにくることになり、ご主人も使用人たちも大わらわ。
ドキドキワクワクしながら準備を進めていたら、王室でいつも身の回りを世話をしている役人が「私たちがやりますからあなたたちは邪魔をしないように引っ込んでればいいザマス」とお高く止まりやがって何様のつもりだこの野郎…! 我々が国王陛下のお世話をするんだもんね!

という、コメディー色が強い展開のエピソード。

そのなかでそれぞれのキャラクターがイキイキと描かれて、ドラマ版のファンはとても楽しく観られる。
吹き替え版は声もドラマ準拠ということでありがたい。

ひときわ輝いてたのは、軽口が身上でいつも余計なことを言うモールズリーさん。
パットモアさんはパットモアさんらしく料理に情熱をかけ口うるさく、デイジーは相変わらずアホかわいい。
まぬけな旦那様(と従順な犬)の活躍が少なかったのはややさみしいけど、代わりに(?)紫ばぁさんことヴァイオレットが全開なのでよしとする。
それにしてもバイオレットは作中で何歳の設定なんだ(シーズン1はWW1前、1900年代初頭くらいの設定で、映画では1927年?だかそこら)

本物のお屋敷(ほとんど城)をつかっている舞台美術も衣装も言うまでもなくすばらしく、ドラマ版のときからその重厚さや骨太のストーリーが評価されていた作品だけに、映画になることでその魅力がよりアップしていると言うか、もともと「映画映え」する作品だったと思う。

非常に質の高い映画だったと思うけど、客入りはNHKのドラマの視聴率程度で、ちょぼちょぼ。やっているうちに大きなスクリーンでぜひ!

もう一回観ようかな。