明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

ゆやーん ゆよーん ゆやゆよん

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ちょっと富山に帰郷してきました。
目的は富山の合同説明会をちょっと眺めてみること。
が2割で残り8割は休暇のために。
タイトルは中原中也の詩『サーカス』の一部。
なにも思いつかないときになぜか思い浮かんでしまう一節。
3年B組金八先生 ~伝説の教壇に立て!!~』(PS2/チュンソフト)に
中原中也と英語の先生が好きな塩原という生徒がいて、あだ名は「ベントラー」だった。
ヒルアウトローな雰囲気の生徒だった。
とまあこうして何かをきっかけにキャラクターを思い出すのは、
やはりそのゲームの出来(シナリオ、キャラ設定、完成度)がよかったってことでしょうね。
売り上げだけがちょっとよくなかった。


富山までは拘束バス……もとい高速バスでかえったんだけれども、
前の席のおじさんがリクライニングを最大限に活用していてこちらの席空間が非常に狭くなり、
袋を掛けるフックは椅子が後ろに倒されることによって掛けても掛けても落ちてくる有様で、
おじさんの後頭部が眼前に迫る状況でおじさんの頭が人間的に油臭く、
「ちょっと、頭が臭いんですけど」と正直に言うわけにも行かず、
文字通りえも言われぬ状況で、
富山までの7時間の道のりを過ごさなければならなかったことを考えると、
拘束バスという誤字もあながち間違いとは言い切れない。

バス作ったところもフックの形状には工夫の余地があるということをもう少し考えて欲しかった。
椅子を倒せば当然フックが役立たずになるということは想像つくべきであった。
フックには釣り針のように「かえし」をつくるか、もっとカーブをきつくする工夫が必要だということを、
いつか機会があれば言ってやらなければいかん。

いつそんな機会が来るかは全くもってわからん。


帰りは青春18キップで鈍行列車の旅。
かなり青春やった。
ほとんど寝てたけど。
いま青春18きっぷ(JR線一日乗り放題×5枚)はなんと8,000円でのご奉仕中で、
東京―富山の高速バス一回分と大差の無い値段で5枚もついてくるのでこれは非常にお得だった。
一回使ったのであと4日分が残ってる。
金券ショップで売ることもできるけど、せっかくなのでまたどっか遊びに行こうと思う。
東北とか。
大阪とか。
名古屋とか。
基本だれかんちに泊まれるところへ(笑。


高岡9:02発

富山9:37発

直江津12:11発

六日町14:22発

水上15:48発

高崎16:54発

大宮18:19発

池袋18:41着


という、9時間40分の旅。
……もう一年分電車に乗ったって感じ。
EZナビウォークで乗換えを調べたら、
とちゅう「ほくほく線」というJRじゃない路線に入ってしまって1,000円くらいかかった。
鉄道会社がほくほくするからほくほく線なのか?

一枚目の画像は南魚沼市六日町駅の写真。
積雪……。

二枚目の写真は富山市の駅前交差点にあったシャベル。
雪国の相互扶助精神がよく表れている。
あ、シャベル違う。スコップ。

上の六日町駅では列車の関係上一時間以上待ってなければいけなくて、
ずっと駅にいるのも暇なので街に繰り出してみた。
アスモ(井波町)みたいなショッピングセンターが駅前にあった。
本屋で立ち読みしたり。
ファミ通が土曜日発売なのが懐かしかった。

商店街は昼間なのにどの店もシャッターがぴっちりと下りていて、
商店街というよりも壁の町、英語で言えばウォール街(違)という流行最先端ぷりだった。
やっぱり地方都市はどこも商店街は寂れシャッターは閉じられて壁のようになって、
郊外に映画館併設のアメリカ式大型ショッピングセンターができていくっていう時代の流れみたいなものが
途中下車の間に感じられた。
いやうん、六日町に大型ショッピングセンターが出来てるのかどうかは知らないけど。
とにかく商店街は寂れていた。
一軒、ハイネケンとエビスを出してる気合の入ったバーがあって入ってみたかったけれども、
まだ開いてなかった。
くそっ。
のみくいに関しては特にアンテナが敏感に働きます。

3歳ぐらいの子供二人(双子?)が雪の上を歩いて遊んでいるのが可愛らしかった。
そういえば昔は雪は遊び道具であり遊び場であって、特に疎ましいものではなかったのだった。


というような地域の温度にあわせたファッションをして東京まで帰ったので、
本気防寒+大きなリュックサックという登山家ルックで都内を生きるのは気恥ずかしかった。
週末の池袋の夜に、なぜか一人だけ登山家みたいな人がいた。

他の地域ならともかくも、
「いや……ほら…そこに……山があるから……」
というアルピニスト的言い逃れも関東平野まっただなかの東京都ではなかなか言い出しにくかった。

9時間電車に乗ってきた身には、いつもは面倒な池袋からの帰りの電車もあっという間に感じられた。


初めて鈍行で帰ってきたけど、なかなかいいものだった。
好きなときに動けるし。
降りようと思えば降りられるし。
景色は基本的に牧歌的だし。
他人の頭のにおいとか嗅がなくて済むし。

あーそう、高速バスとかにありがちな「拘束感」が少ないのが一番の利点。
そしていつも乗ってる電車が遠くはなれた街につながっているという
「線路は続くよ どこまでも…」
という歌詞も実感になって味わうことが出来る。


ただまぁ鈍行は鈍行なので時間はかかる。
明治時代並み……とは言わないまでも、
健康な20代男性でも普通に腰と肩と首が痛くなるくらいには時間がかかる。

まぁ首が痛いのはほとんど寝てたからなんだけども……
途中寝てて電車が終点に着いたことに気づかず、あやうく長岡まで舞い戻るところだったし。
危なかった。

高速バスよりも高速ではないかわりに、
高速バスよりも拘束されていなくて値段も安くて、
乗り換えとかその隙に駅弁を買ったり食べたり能動的に旅を楽しめる、
出発地と目的地だけじゃなくて「途中地点」も楽しめるのが青春18きっぷのいいところかな。


しかしネーミングがもっとどうにかならなかったか>青春18きっぷ
18歳以上が利用できる切符なのに、
その名前からなんとなく18歳までしか使えないのかという誤解も生じさせているけれども、
浅田次郎によるとJRには「営業能力なんて伝統的に無い」らしく(『きんぴか2』天使の休息)、
別にこの切符の名前だけが問題だということではないらしい。

一日中電車に乗って疲れた次の日に説明会と一次選考とSPIがあり、
いつにもましてSPIがわからなかったのは会場の暖房が効きすぎていたのと
昨日の旅の疲れが出たのだということに違いない。

違いないったら。