「ビッグデータ」ってなんだよ
今朝の新聞に「ビッグデータ」というもの(概念)の特集記事が乗ってたんですよね。
で、恥ずかしながらこの言葉について全然知らなかったので
ちょこちょこ調べてみました。
< ビッグデータ - Wikipedia >
< 「ガスト」のメニューは「ビッグデータ」で決められる - ZDnet Japan >
< ビッグデータは“宝の山”か 日本企業が追撃、開発競争激しさ増す - MSN産経>
…などのネット記事をざっと眺めて思ったこと。
なに言ってるか全ッ然意味わかんねえ!w
そもそも「ビッグデータ」って言葉自体がざっくりしすぎで
直訳すれば「大きなデータ」ですよ。
なめとんのか。
しかもそれで合ってる。
うーんまぁおぼろげな言葉をおぼろげな理解で説明すると
そりゃおぼろげな内容にはなってしまいますが、要は
「これまで活用できなかったジャンクな(とみなされていた)データも
. 機器性能の向上でイイ感じに使えるようになりますよ」
ってことかと。
たとえば一例を出すとこれまでコンビニとかではPOSってのがあって
どの時間帯にどんな年齢・性別の人が何を買っていたかわかるシステム
っていうのがあったんです。
で、これも「ビッグデータ」の一種なんだけど
これまでそのデータが処理されて使えるようにまとめられるのは
実際に製品が売れてから数日間必要だったんですって。
それが性能の向上で、ひょっとしたら売れた1時間後にはもうデータを出せるかもしれないと。
そしたらもうビジネスが変わってきますよね、革命ですよね…っていう。
そういう「情報技術の進歩がもたらす革新」って論調で取り沙汰されているようです。
で、その情報処理能力の向上が寄与する分野が多岐にわたりまくってて
例えば小売のマーケティング(POSの超スゴイ版、みたいな)のだったり
例えば気象予報だったり、超リアルタイムの渋滞情報だったり
果ては株価の値動き予想や人間の行動なんかも、
(リアルタイムに)莫大な情報を集めて即処理をしてフィードバックできるようになりつつありますよ。
という。
そんでそれをひっくるめて「ビッグデータ(の活用)」と呼んでるから
いろんな分野の話が出すぎて、コレという具体例が思い浮かばなくなるから
なにがなんだかわかんなくなっちゃうんじゃないかなー。
>ただ、ユーザーにとって従来システムと比べた優位性や、
>具体的な活用例などが不透明なこともあって、「市場全体はまだおぼろげ」(NEC)だ。
(上のMSN産経より)
やっぱみんなわかってない!w
だもんで少しでもわかりやすい解説記事はないか探してみました。
< 売れ行き予測、新サービス開発の切り札
. 未来を予測!? ビッグデータ活用法 - web R25>
おなじみR25だけど、うーんやっぱりわかりづらい。
< 理工系女子大生が調査!
. 身近だけれどもちょっと遠いIT技術 ~ビッグデータ編~ - ZDNet Japan>
見た中ではこれが一番わかり易い記事でした。
こういうのよ! 探してるのは。
機器の性能の向上によって
ガラクタだった「ピッグデータ」がちゃんと使える「ビッグデータ」になりつつある!
使えるようになってるんだから使いましょう! (うまくやれば)儲かりまっせ!
というまとめでどうですか。
で、色々読んで思ったのは
とりあえず2013年4月のいま現状
この「ビッグデータ市場」に関してヨダレを垂らしてハフハフしてるのは
実際にこれを活用して行く企業たちではなくて
「これからはビッグデータを活用していく時代ですよ!
. さぁそのためのシステムを作りましょう!」
って言えるシステム会社なのではないかと。思いました。
もちろんそれでシステムを作って
正しく活用されていったらひょっとしたらガラッと何かが変わるとは思いますが。
それが何かはまだよくわからない、という。
感じだと思いました。マル。
(本当の理想的には、そのビッグデータの数々がgoogleかどこかのチカラで一元化されて
. 集約されて、映画『サマーウォーズ』のOZみたいな感じに使われると
. イイっていうか、面白いっていうか、本当に未来的な技術なんだろうなあと思います)