軽自動車が世界中で売れればいいのに
画像はHONDAが昔作ってた軽スポーツカー「ビート」。
< ビート - Wikipedia >
この黒いスクーターも名前を「ビート」というそうで
Wikipediaで「ビート」と検索すると上の写真が出てくるんですが
ファイルの名前が「ツービート(Two_beat.jpg)」。
ちょっとワロタ。
ええと先日こういう記事がヤフー・ニュースに出てまして。
< “ガラケー”の次は“ガラ軽”!? 技術の結晶・軽自動車、世界へ - ITmedia >
>“ガラパゴス携帯”ことガラケーに代わり、「ガラパゴス自動車」が
>日本の産業再生のキーワードになろうとしている。
>小さな車体にたくさんの技術が詰まった軽自動車だ。
ざっくり言うと
「『低燃費・低価格・高品質』の日本の軽自動車はこれからの時代
. 世界全体で、特に新興国で売れるポテンシャルを秘めていますよ」
という内容の記事。
現状を押さえておくと
軽自動車の「660CC以下の排気量」という枠組みは日本独自のもので
それに対する税制優遇とかは海外では当然無く
これまで軽自動車っていうのは基本的に海外で売ってないと言ってもいいくらいだったんですね。
(軽を海外で占い理由は、利益率や輸出入の台数バランスの問題など色々あるみたい)
で、様々な理由からほぼ日本でしか流通していない「軽自動車」という規格だったけど
それを海外で売れたら面白かろうなと思ったので
この記事を個人的にブックマーク。
確かに昨年タイ旅行に行ったんですが
プリウスやランクルやその他日本車がやたらと走り回っているなかで
軽自動車は1台も走っていませんでした。
「人気無いのかな」と思っていたんですが
そもそも輸出をしていなかったと。
(中古の軽ならやろうと思えばできないことはないのでしょうが…)
コペンとかはドイツなどで1300CCのものを売っていたりしたそうです。
あと上の記事とは直接関係ないんですが
かつて何車種か発売された「軽スポーツ」というジャンルの車が
ちかぢか発売になるとかならないとか言って
ちょっとした盛り上がりを見せていたり見せなかったりしています。
こちらはホンダの新型ビート。
おおっ…なんかこう…
やたら近未来的なデザイン…。
まぁ開発中のものなのでデザインはこのまま発売になるとは限りませんが。
あとスズキ・カプチーノやダイハツコペンの新型も発表になるそう。
TPP交渉にからんでアメリカの自動車業界は
「軽自動車は日本へアメリカ車を輸出する際の非関税障壁デース。
. ガラパゴス規格ナクシテクダサーイ。開国してクダサーイ」
なんて言っているようですが
逆に軽自動車が(アメリカ以外の)世界中に行き渡ってしまって
アメリカの言うグローバルじゃなくて、本当のグローバルスタンダードになってしまったら
ちょっと面白いですよね。
ノートPCや(コンパクト)デジカメなんかもそうですが
「機械を小さく、安く、高性能に」なんてのは
ある種日本の国民性に基づいたお家芸みたいなものですから
それを生かして世界の新興国で勝負して欲しいですね、軽自動車。
新興国で求められるのはサムスンの家電みたいに
性能はそこそこでいいから価格が低い車だと思うので
その需要に対して「軽自動車」や日本のコンパクトカーはマッチすると思うんですよね。
うまく売れれば(日本におけるかつてのスバル360のように)
新興国で起きるだろう「初めてのマイカー」需要が日本車ブランドで満たすことができ
それが出来れば日本車と、日本のブランド力に大変好影響があると思いますが。
果たして。
↑ロシア人? の大男が海外仕様のコペンに乗ってる動画