若鶴酒造の見学続き
というわけで見学の続き。
写真は工場に取り付けられている看板。
集合場所になった「大正蔵」に対して、こちらの建物は「昭和蔵」というそうです。
建物の感じとしては、学校というか古い役場みたい?
なにしろ鉄筋コンクリート建ての蔵というのはあまり蔵っぽくないですね。笑。
こちらは「酒母」とか「酛(もと)」とか言われるもの。
これをこう… 最終的に… もろみの入った酒のタンクにぶっこむんですが…
ホイこちらがもろみ。
白く濁って泡だった液体がタンクの中に見えます。
このタンクは1階に置かれ、口は2階部分に穴が開いていてそこから見られるという寸法。
もろみいいいいいいいいいいいいいいいいい
ここだああああああああああああああああああああ
いやその。
このタンクにぶっささっている「櫂」でもろみを混ぜたりします。
この「もろみ」の中には、水と蒸米や麹米や固形物がまざっていて
タンクの底に固まってしまうのをまた水とほやほやに混ぜる作業が必要なのです。
もっと大規模な酒造会社ではこの作業も機械化できているらしいのですが(立山とか)。
こちらでは手作業。
ちなみに2.5mくらいの長さの櫂の先端はブラシの付いてないデッキブラシという感じ。
蔵人がいうには「櫂で潰すな麹で溶かせ」という言葉があるそうで
こちらの言葉は『夏子の酒』にもでていて
その言葉が実際に実用のものであるというのが確かめられてよかった。
これはもろみの作業進行を示す看板。
その段階によっていろいろな作業があったりなかったりするそうです。
そんで間違えないようにタンクの横にかけておくためのものです。
これは蒸し米をタンクに入れるためのエアシューター。
後ろに見えるホースの中を、米と空気が混ざり合ってすっ飛んできます。
けっこうすごい光景。
蒸し米も触らせてもらいましたが
かなり硬くて「ご飯」というより「おこわ」ですね。
それも極めて固く炊いた。
ご飯というか…団子餅…? 硬質ゴム…? スーパーボール…? くらいの硬さ。
あれを「はいおじいちゃん、ご飯が炊けましたよ~」って出されたら
「ひええ、なんという嫁じゃ。歯の弱いワシにこんな硬いコメを食えと言うのか。ワシにご飯を食べさせない気じゃ。鬼嫁じゃあ~~」
って言いますね。
誰がや。
なんのせそれくらいの硬さ。
写真があるだけ続けます。