本八幡の立ち飲み屋「づめかん」

というわけで
本八幡のラーメン屋「トップ」でこってりラーメンとビール（2杯）を飲んだあとは
立ち飲み屋へ。

この「づめかん」」というお店は、チェーン店（？）なのか
本八幡以外にも東京を中心に何店舗かあるようです。

縄のれんがいいじゃないですか……。

この、安い感じのアルミサッシの引き戸がいいじゃないですか……。

コンクリート打ちっぱなしの床がいいじゃないですか……。

もう、店構えからして
「雰囲気がある……」
のである（池波正太郎風）。

しまった同じことをやってしまった。

そういう、雰囲気のある店で飲むなら
やっぱりビールよりホッピーのほうがよいですよね。

事前にラーメン食ってるし
中おかわりして計2杯飲めばもう満腹満腹。
おつまみはもやしナムルと焼き鳥を5本並べたものと、厚揚げを焼いたもの。

これだけ飲んで食べて1000円くらい。
前の店のラーメン（+ビール）と合わせても2000円程度。

2000円で満腹になってかつ、かなりの酔っ払い感！

本八幡、イイ！

という話でした。



で、あと、余談として
この店の中で10人ほどのグループ客が俺の隣で飲んでいて
見た感じは、なんというか……

いかにもブラック企業っぽいというか（笑）。
みんなスーツを着ている体育会系の雰囲気を漂わせた20代後半～30代くらいの集まりがいたんだけど
その中の男性ひとりがいきなり隣の男性の襟首をつかみ上げ出したのね。

出た！　底辺酒場のやつや！

西部劇かよここは！！

と思って一瞬ハラハラしたんだけど
結果から言うと違いましたね。

掴みあげてる男性（180センチくらいありそうな巨漢）の表情が
ニヤニヤしていたっていうのもあるんだけど
（しかし顔は笑いながら感情は怒っているという竹中直人のような人も世の中にはいるから安心はできない）
エリの掴みかかり方ね。

最初は掴み上げてたのが
次の瞬間、上から叩いて奥エリを取りに行ってたのね。

やり方として、相手の肩越しに、クビの後、クビの付け根あたりを「バシッ」と叩いて掴む。
っていう。

これを見たら

（なんだ柔道経験者がじゃれついてるだけか……）

ってホッとできましたね。
これは柔道の奥エリの取り方で
つまりやってる人は柔道の心得があって遊んでるだけなんだなと……。

あのー
柔道やってた人って
あいさつ感覚で奥エリ取りに来るからね！
（これはきっと柔道やってた人には大いに頷いてもらえるものと信じている）

エリとソデを掴んで軽く投げかける光景というのは
柔道部同士のあいさつとして日常茶飯事のことです。

猫がおしりくっつけるみたいなね。

それで安心してまた自分のお酒を飲むのに戻ったんだけど
（その会社の人以外）周りはまだハラハラして、遠巻きに見ている感じでしたね。

そらそうなるわな……。

っていう、
ちょっとおもしろいことがあったことを思い出したので書いておきます。

あと柔道部のやつは外ではエリ掴むんじゃねーよ！

周りがビックリするから！　笑。