明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

銀座 自家製麺伊藤

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銀座のラーメンを食べました。
銀座とラーメンというのは
まるで山谷のフランス料理というように一見結びつかないような料理ですが
銀座つっても新橋とか近いし結局まぁサラリーマンの多くいるビジネス街も近くあるので
ラーメン屋があってもなんの不思議もございませんね。

というより
この日本において「ラーメン屋のない地域」というのは無いのかもしれないですね。
それは遍在する。

遍く存在する。
ユビキタス

ラーメン・イズ・ユビキタス

だから銀座にあろうが
稚内の最北端ノサップ岬にあろうが
やっぱラーメン屋があれば腹が減るし入っちゃうし
人がいれば、人がいる限りラーメン屋のオヤジはところかまわずラーメン屋を始めるのでしょうねきっと。


あっ、日本最北端はノサップ岬じゃなくて宗谷岬なんですって。


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そんなわけで
日本資本主義経済の極地
金本主義の極北、金権主義の大権現、金と酒とが舞い散る土地・銀座のラーメンの話。
(銀座の印象には偏見が多分に含まれます)

その店は雑居ビルの地下にあります。
白と黒の垢じみた階段を降りて行くと唐突にガラスの扉がある。

ちなみに上では銀座銀座言うてるけど
なんか本店自体は王子だかどこだかにあるみたいです。
まぁ自家製麺製麺機を置くにも銀座のこの狭い店では大変でしょうからね。

きっと本店で作った麺を銀座まで持ってくるとか
そういう感じにしているんでしょう。


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でん。
ほいでこれが肉そば750円。
見ての通り、おおきな鶏肉が2枚乗っかっています。

こうして写真で見ると
透明度の低いスープもかなり特徴的ですね。
特に書いてなかったけど無化調っぽい。

食べたのがもう2週間前くらいなので味の記憶も不確かですが
煮干し(系とかそういうの)(感じのある)スープ(だった気がする)。

不確かにも程があるか。笑。

で。
特筆すべきは、
というか、特筆しておこうと思ったのはというか、
このラーメンの一番の特徴としては、やっぱり

なんですよね。

その歯ごたえ。

プリップリなんですよ。
普通のラーメンが「ズルッ、ガブッ、モグッ、シコッ、モグッ、モグッ」っていう感じだとすると
この麺は
「ツルッ、ガブモグプツシコッ、プツプツシコッ、ブリュリュリュリュ!!!」っていう感じ。

余計わかりづらいか。

要するにとんでもなく歯切れがよい
ラーメンの麺よりも糸コンニャクを想像してもらった方が近いかもしれない。
おでんの糸コン玉を口いっぱいに頬張って、ひと思いに前歯で断裂させた時のあの感じ。

で、問題はそれが旨いのかそうでないのかだと思うのですが
その麺の感想としては

「面白い!」

っていう感じなんですよね。
うまいかうまくないかで言えば、当然うまいのですが(ていうかまずいラーメンってそうそう無いよね)
それよりも、この、他にない感じの食感は
「面白い」
と表現したくなる、他に類がない感じです。

この他に類がない感じを出すために
店名にするくらい自家製麺にこだわっているのでしょう。きっと。

こういう
際立った、特徴的な、攻め攻めの、エッジの効いた
そういうラーメンが作れて商売できるのって、東京ならではだよなあと思います。

ラーメンを食べる人の母数が大きいから
こういう、ひょっとすると独特の食感が万人受けするのではない味わいでも
一定数から強い支持があればちゃんと商売になるというか。
(その対極にはチェーン店的な安心感のある味わいのラーメンがある)

そういった意味では、これもひとつ東京の味ですね。

じゃあ、そんなまとめで! 笑。